カナディアン・ソーラー・プロジェクト株式会社

ニュースリリース

2017年12月4日news

カナディアン・ソーラー、2件目となるデュアルテナーグリーンプロジェクトボンド 信託受益権および信託ABLにより、74億円を調達

 Canadian Solar Inc.(本社:カナダ・オンタリオ州、CEO:ショーン・クー、NASDAQ:CSIQ、以下「カナディアン・ソーラー」という)は、総出力27.3MWpのCS鳥取大山太陽光発電所(所在地:鳥取県西伯郡大山町)建設のため、デュアルテナーグリーンプロジェクトボンド信託受益権および信託ABL<委任者:ゴールドマン・サックス証券株式会社(以下、「ゴールドマン・サックス証券」)>により、74億円(6,600万ドル)の資金を調達したことをお知らせします。CS鳥取大山太陽光発電所は2017年8月に商業運転を開始し、発電された電力は20年間のFIT契約に基づき、中国電力に40円/kWhで売電されます。

 

 この鳥取グリーンプロジェクトボンド信託受益権および信託ABLは、1.5年および18.3年という2つの満期をもっており、1.5年後に期間延長した場合、さらに18.3年借り入れが可能となります。デュアルテナー構造は、柔軟にボンドの全額返済を可能にする一方で、2017年10月末に東京証券取引所インフラファンド市場へ上場したカナディアン・ソーラー・インフラ投資法人への潜在的な売却の可能性を保持する事ができます。

 

 株式会社日本格付研究所(JCR)は、CS鳥取大山太陽光発電所に関する信託受益権および信託ABLの格付けを最高水準である「A」と評価しました。 CS鳥取大山太陽光発電所は、カナディアン・ソーラーにとって、日本に建設された4件目の太陽光発電所です。株式会社日本総合研究所(JRI)から、国際資本市場協会(ICMA)発行の「グリーンボンド原則2016」に基づく、独自のグリーンボンド セカンドオピニオンを取得しました。太陽光発電所を担保にしたノンリコースボンド(責任財産限定型社債)は、年1.2725%の固定金利で同期間に発行され、その後当社が延長する場合は、年1.3113%に変更されます。ゴールドマン・サックス証券がアレンジャー、日立キャピタル信託株式会社が受託者を務めます。

 

 カナディアン・ソーラー会長兼CEOのショーン・クー博士は、次のようにコメントしています。
「当社は、今回で2件目となる低金利のデュアルテナーグリーンプロジェクトボンド信託受益権および信託ABL発行について発表できることを嬉しく思います。これは、グリーンプロジェクトボンド信託受益権および信託ABLの国際的な発行者としての地位を確固にします。投資家は、当社の高品質でバンカブルな太陽光発電所建設の実績を認めています。このグリーンプロジェクトボンドは、国内の主要再生可能エネルギー基金として、カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人の成長に貢献するでしょう。今後も日本市場において再生可能エネルギーのプラットフォームを推進する機会を推進してまいります」

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