カナディアン・ソーラー・プロジェクト株式会社

ニュースリリース

2016年11月29日news

2016年第3四半期の業績発表

 Canadian Solar Inc.(本社:カナダ・オンタリオ州、CEO:ショーン・クー、NASDAQ:CSIQ、以下「カナディアン・ソーラー」)は、米国時間2016年11月21日(月)に、2016年第3四半期(2016年7月1日~9月30日)の業績を発表しました。

 

2016年第3四半期のハイライト

  • モジュール出荷量(売上高ベース)は第2四半期の1.29GWに対し、1.18GW。(当初の指標は1.2GW~1.3GW)
  • 売上高は第2四半期の8.06億ドルから、6.57億ドル。(当初の指標は6.6~7.1億ドル)
  • プロジェクト事業の売上高に占める割合は、第2四半期の8.5%から10.4%に。
  • 売上総利益率は、第2四半期の17.2%から17.8%に。(当初の指標は14~16%)
  • 希薄後の一株当たりの損益は、第2四半期が0.68ドルであったのに対し、0.27ドル。
  • 第3四半期の現金、現金等価物および拘束預金の残高は、第2四半期の10億ドルに対し、9.86億ドル。
  • 第2四半期のキャッシュフローは、第2四半期の1.4億ドルに対し、2億ドル。
  • 14億ドルの推定再販価値に相当する、合計948MWpの太陽光発電所を所有・運用。
  • カナダおよび中国において、2016年末または2017年末までに、いくつかの太陽光発電所の売却完了を目標とし、これらが系統連系するまで、アメリカでの発電所売却プロセスを開始。

 

 

2016年第3四半期の結果

 2016年第3四半期におけるカナディアン・ソーラーの売上高は、6.57億ドルで、第2四半期の8億ドルから18.4%減少し、前年同期の8.5億ドルと比べて22.7%減少しました。モジュール合計出荷量は1.16GW(第2四半期:1.29GW、前年同期1.15GW)で、プロジェクト事業における出荷量は16.3MW(第2四半期:18.7MW、前年同期110.5MW)でした。

 

 地域別に販売シェアをみると、米州41.1%(第2四半期:47.6%、前年同期52.6%)、アジアでは42.7%(第2四半期:39.5%、前年同期41.3%)、欧州とその他すべての市場での売上高は16.2%(第2四半期:12.9%、前年同期6.1%)という結果になりました。

 

  2016年 Q3 2016年 Q2 2015年 Q3
売上高 % 売上高 % 売上高 %
米州 270.2 41.1 383.9 47.6 447.0 52.6
アジア 280.6 42.7 318.4 39.5 351.1 41.3
欧州、その他 106.5 16.2 103.6 12.9 51.7 6.1
合計 657.3 100.0 805.9 100.0 636.7 100.0

 

 2016年第3四半期の売上総利益は1.17億ドル(第2四半期:1.38億ドル、前年同期1.26億ドル)で、売上総利益率は17.8%(第2四半期:17.2%、前年同期14.9%)となりました。売上総利益の増加要因は、主にウエハーやセルの購入価格低下および、モジュール製造コストの減少によるものです。

 

プロジェクト事業パイプラインについて
カナディアン・ソーラーでは、プロジェクトパイプラインを、早期~中期、後期の2つに分けています。後期段階のパイプラインには、売電契約を締結し、今後2~4年以内に建設が予定されているものが含まれています。なお、いくつかの後期段階にあるプロジェクトについては許認可・系統連系の承認が下りず、結果として完成できない可能性があります。

 

 2016年9月末時点で、カナディアン・ソーラーは総出力2GWpのプロジェクトパイプラインを保有しており、内訳は米国940MWp、日本390MWp、中国38MWp、メキシコ63MWp、英国15MWp、アフリカ6MWpです。

 

 米国においては、前回お知らせした通り、3件の太陽光発電所(Barren Ridge、Mustang、Tranquillity、総出力470MWp)が2016年第3四半期中に商業運転を開始する予定です。そのほか4件(Astoria 1、Astoria 2、Garland、Roserock)については、現在建設中で2016年12月末までに系統連携を完了予定です。2016年9月中、当社は建設予定の発電所 “Tranquillity8”(100MWac/140MWp)について、NPO法人MCEと15年間の電力販売契約(PPA)を締結したことを発表しました。“Tranquillity8”の建設は、2017年に開始される予定で、2018年後半にMCEへ電力供給を開始予定です。

 

2016年第3四半期末時点で米国における当社の後期段階プロジェクトパイプラインは下記の通りです。

米国 後期段階パイプライン MW 場所 状況 運用開始時期
Astoria 1 131 カルフォルニア州 建設中 2016
Astoria 2 100 カルフォルニア州 建設中 2016
Garland 272 カルフォルニア州 建設中 2016
Roserock 212 テキサス州 建設中 2016
Tranquility 8 192 カルフォルニア州 開発中 2018
Project B 28 カルフォルニア州 開発中 2018
合計 940      

 

 日本においては、第3四半期中、総出力1MWpになる太陽光発電所2件の商業運転が開始しました。2016年11月には、総出力24MWpの太陽光発電所も商業運転を開始しました。2016年9月末時点で、日本国内における開発中のプロジェクトパイプラインは約597MWpで、うち191MWpが建設中、66MWpが建設準備段階に入っています。

 

2016年9月末時点で、日本国内で商業運転を予定している後期段階にあるプロジェクトパイプラインは下記の通りです。

2016 2017 2018 2019 2020 2021~ 合計
出力 41 121 157 77 126 75 597

 

 2016年8月1日時点で、カナディアン・ソーラーは397MWpの系統連系契約を締結していました。既存のFIT価格で入札している130MWpについても、新たな制度施行日(2017年4月1日)までに接続契約の締結を予定しています。また、既存のFIT価格での系統連携を完了できるように、さらに92MWpのパイプラインについても進めています。

 

2016年9月末時点でブラジルにおける当社の後期段階プロジェクトパイプラインは下記の通りです。

後期段階プロジェクト MWp 場所 状況 竣工予定
Pirapora I 191 ブラジル 建設中 2017
Pirapora II 109 ブラジル 開発中 2018
Vazante 90 ブラジル 開発中 2018
合計 940      

 

※本文は、2016年11月21日(月)に発表されたカナディアン・ソーラー2016年第3四半期業績発表プレスリリースの一部を参考和訳したものです。原文英文は、下記リンクからお読みください。
http://investors.canadiansolar.com/phoenix.zhtml?c=196781&p=irol-newsArticle&ID=2224772

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