2019年11月20日
2019年第3四半期業績発表Canadian Solar Inc.(本社:カナダ・オンタリオ州、CEO:ショーン・クー、NASDAQ:CSIQ、以下「カナディアン・ソーラー」)は、米国時間2019年11月12日(火)に、2019年第3四半期(2019年7月1日~9月30日)の業績を発表しました。
第3四半期における売上高は、7.59億ドルでした(第2四半期:10億ドル、2018年第3四半期:7.68億ドル)。売上高の主な減少要因は、プロジェクト売却による収益減少によるものです。
第3四半期のモジュール出荷量は、2,387MW(第2四半期:2,143MW、指標:2,200~2,300MW)でした。この出荷量には、自社プロジェクト向けに出荷された61MWを含みます。第3四半期の売上として計上されたモジュール出荷量は2,156MWでした(第2四半期2,376MW、前年同期1,521MW)
第3四半期の売上総利益は1.98億ドル(第2四半期:1.82億ドル、前年同期2億ドル)でした。アンチダンピング(AD)と相殺関税(CVD)による利益への影響は2,430万ドルで(第2四半期:2,160万ドル、前年同期:830万ドル)、売上総利益率は26.2%(第2四半期:17・6%、前年同期:26.1%)でした。なお非GAAPベースの関税戻り益を含まない場合の売上総利益率は23%でした(第2四半期:15.5%、前年同期:25%)
カナディアン・ソーラーでは、プロジェクトパイプラインを、早期~中期、後期の2つに分けています。後期段階にあるプロジェクトについては電力供給契約を持ち、今後4年以内に建設予定のものを含みます。なお、いくつかの後期段階にあるプロジェクトについては許認可・系統連系の承認が得られなかったり、また、各国の政治的な問題やその時の経済状況によって、完成に至らない可能性があります。
2019年9月30日時点で、カナディアン・ソーラーは総出力約3.4GWpの後期段階プロジェクトパイプラインを保有しています。内訳は米国1,285MWp、ブラジル832MWp、メキシコ370MWp、日本343.5MWp、中国145MWp、その他422.1MWp(オーストラリア、カナダ、イスラエル、台湾、フィリピン、マレーシア、イタリア、韓国)です。
2019年9月30日時点での米国における当社の後期段階プロジェクトパイプライン(総出力1,285MWp)は、下記の通りです。
発電所名 |
MW |
蓄電 (MWh) |
場所 |
状況 |
竣工予定 |
Gaskell West 2 |
147 |
なし |
カルフォルニア州 |
開発中 |
2022年 |
Pflugerville |
185 |
なし |
テキサス州 |
開発中 |
2021年 |
Texas Project |
280 |
なし |
テキサス州 |
開発中 |
2021年 |
Maplewood |
310 |
なし |
テキサス州 |
開発中 |
2021年 |
Maplewood 2 |
40 |
なし |
テキサス州 |
開発中 |
2021年 |
Slate |
235 |
180 |
カルフォルニア州 |
開発中 |
2021年 |
Stanford Solar Generating Station #2 |
88 |
なし |
カルフォルニア州 |
開発中 |
2021年 |
合計 |
1,285 |
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日本においては、2019年9月30日時点で、日本国内における開発中の後期プロジェクトパイプライン(FIT認定済)は約343.5MWpで、うち104.3MWpが建設中、239.2MWpは開発段階にあります。
2019年9月30日時点で、日本国内で商業運転を予定している後期段階にあるプロジェクトパイプラインは下記の通りです。
年 |
2019 |
2020 |
2021~ |
合計 |
出力(MWp) |
62.5 |
72.5 |
208.5 |
343.5 |
2019年9月30日時点で、ブラジルにおける当社の後期段階プロジェクトパイプライン(総出力370MWp)は、下記の通りです。
発電所名 |
MWp |
場所 |
状況 |
竣工予定 |
Francisco Sa |
125.7※ |
Minas Gerais |
開発中 |
2021年 |
Jaiba |
112.4※ |
Minas Gerais |
開発中 |
2021年 |
Jaiba Expansao |
51.2 |
Minas Gerais |
開発中 |
2021年 |
Lavras |
34.3※ |
Ceara |
開発中 |
2021年 |
Salgueiro |
114.5※ |
Pernambuco |
開発中 |
2020年 |
Ciranda |
190.95 |
Pernambuco |
開発中 |
2022年 |
Lavras Expansion |
76.2 |
Ceara |
開発中 |
2022年 |
Jaiba Expansao II |
127 |
Minas Gerais |
開発中 |
2023年 |
合計 |
508.2 |
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※2019年4月、当社は、482.6MWp(現在524.3MWpに拡大)規模になる太陽光発電所持分80%をNebras Q.P.S.C社オランダ関連会社であるNebras Power Investment Management B.V.,社に売却する契約を締結しました。また、2019年8月に、Lavras発電所(171.5MWp)の持分80%の売却を完了し、2019年10月にFrancisco Sa発電所、Jaiba発電所、Salgueiro発電所の持分80%の売却を完了しました。
2019年9月30日時点で、メキシコにおける当社の後期段階プロジェクトパイプライン(総出力370MWp)は、下記の通りです。
発電所名 |
MWp |
場所 |
状況 |
竣工予定 |
Horus |
119 |
Aguascalientes |
建設中 |
2020年 |
EL Mayo |
119 |
Sonora |
開発中 |
2021年 |
Tastiota |
125 |
Sonora |
開発中 |
2020年 |
合計 |
370 |
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2019年9月30日時点で、中国における当社後期段階プロジェクトパイプラインは145MWpです。
2019年9月30日時点で、上記の後期段階プロジェクトパイプラインに加え、稼働中のプロジェクト(太陽光発電所)合計は795.8MWpです。これらの発電所は、「プロジェクト資産(建設し、売却)」、「売却目的保有資産」および「太陽光発電所、純額(ネット/建設して保有)」として貸借対照表に計上されています。貸借対照表に「プロジェクト資産(建設して売却)」として計上されたプロジェクトの売却は、収益認識基準が満たされれば売上高として計上されます。また、「売却目的保有資産」および「太陽光発電所、純益(ネット/建設して保有)」として計上されたプロジェクトの売却益は、「その他の営業利益(費用)」として計上されます。
2019年9月30日時点における稼働中の発電所は下記の通りです。
アメリカ |
日本 |
中国 |
インド |
アルゼンチン |
その他 |
合計 |
205.9 |
89.6 |
350.3 |
35.0 |
100.1 |
14.9 |
795.8 |
下記の表は、2019年12月31日から2020年12月31日の当社生産能力計画をまとめたものです。計画内容は、市場状況によって変更される場合があります。
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2019年9/30 予定 |
2019年12/31予定 |
2020年6/30 |
2020年12/31 |
インゴット |
1,850 |
1,850 |
1,850 |
2,350 |
ウエハ |
5,000 |
5,000 |
5,000 |
5,000 |
セル |
8,700 |
9,600 |
9,600 |
9,600 |
モジュール |
11,150 |
13,040 |
13,420 |
15,170 |
※本文は、2019年11月12日(火)に発表されたカナディアン・ソーラー2019年第3四半期の業績発表プレスリリースの一部を参考和訳したものです。原文英文は、下記リンクからお読みください。