2021年3月3日
ジャパン・グリーン・インフラストラクチャー・ファンドを設立、新規プロジェクトの開発に向けて220億円の出資コミットメントを確保
Canadian Solar Inc.(本社:カナダ・オンタリオ州、CEO:ショーン・クー、NASDAQ:CSIQ、以下「カナディアン・ソーラー」という)は、2021年2月16日、ジャパン・グリーン・インフラストラクチャー・ファンド(JGIF、以下「本ファンド」)を設立したことを発表しました。当社は、マッコーリー・グループ(ASX:MQG)のアドバイザリー及びキャピタルマーケット部門であるマッコーリー・アドバイザリー・アンド・キャピタル・ソリューションズ(以下「マッコーリー」)と提携します。マッコーリーは、少数出資者であるとともに、本ファンドの財務顧問を務めています。
本ファンドの使命は、明確な収益化戦略を持って日本における新規プロジェクトの開発を加速させることであり、当社の資産運用子会社が管理する稼働中の太陽光発電所を保有する日本の上場インフラファンドである、カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人(以下「CSIF」、TSE:9284)に優先交渉権を付与する予定です。
本ファンドは、当社初の民間機関資本プールのプラットフォームへの参入となります。マッコーリーや他のコーナーストーン投資家の皆様と共に、日本での新規太陽光発電プロジェクトの開発、建設及び増設のために220億円(2.08億米ドル)の出資のコミットメントを確保しました。本ファンドは、資産ポートフォリオを拡大する中で、グリーンボンドの募集とプロジェクトファイナンス融資の検討を進めます。
カナディアン・ソーラー会長兼CEOのショーン・クー博士は、次のようにコメントしています。「このたび、マッコーリーや他の長期投資家の皆様と提携して、新たな開発ファンドを設立できたことを嬉しく思います。本ファンドが持つ専用性の高い資本プールにより、国内最大級の太陽光発電開発事業者かつカナディアン・ソーラー・インフラ投資法人のスポンサーとしての当社の豊富な実績を生かして、日本でのクリーンで持続可能、高品質の太陽光発電プロジェクト開発における当社の競争力がさらに高まります。同時に、利回りを追求し、クリーンエネルギーへの転換を進めるための出資を検討している保険会社や資産運用会社等、当社の長期的な出資パートナーの皆様に魅力的で安定したリターンを提供することを目指します」
本ファンドは、シンガポール通貨庁の規制の下、同国所得税法第13X条に基づくファンド運用会社としての認可を受けて運用を行っています。当社とマッコーリーは、本ファンドの運用全般に関するパートナーです。経済的な持分比率は、当社が67%、マッコーリーが33%です。6年の運用期間中に大規模に投資を行い、価値最大化に向けて運用ファンドまたは二次市場へ売却することを目指しています。
ショーン・クー博士は続けます。「これまでにもお伝えしている通り、当社は中南米や欧州など、世界の他の地域でも同様のローカライズされた資本提携を計画中です。こうした提携は、グローバルなプロジェクト開発プラットフォームの拡大を加速するのに役立ちます」
マッコーリー・グループ・リミテッド(マッコーリー)は、銀行借入、株式発行、コモディティ投資を通じて、アセット・マネージメント、アセット・ファイナンス、銀行業務、アドバイザリー、リスク・ソリューション、キャピタル・ソリューションといった多様な金融サービスをお客様に提供する金融グループです。1969年に設立、世界31の市場において15,849名を雇用しています。2020年3月31日現在の資産運用総額は3,726億米ドルです。詳細についてはwww.macquarie.comをご参照ください。