カナディアン・ソーラー・プロジェクト株式会社

ニュースリリース

2021年7月1日news

スペイン・サンタンデール銀行から5,000万ユーロの融資枠を確保、EMEA地域でのプロジェクト開発の成長を支援

 Canadian Solar Inc.(本社:カナダ・オンタリオ州、CEO:ショーン・クー、NASDAQ:CSIQ、以下「カナディアン・ソーラー」という)は、2021年6月24日、スペインのサンタンデール銀行(サンタンデール)と、5,000万ユーロの相対の企業融資枠を確保したことを発表しました。この融資枠は、欧州・中東・アフリカ(EMEA)地域でプロジェクト開発パイプラインを実施・拡大する当社のグローバル・エネルギー部門による事業の成長を支援し、当社の資金調達源をさらに多様化するものです。

 

 これは、当社の欧州子会社とサンタンデール間の、過去1年間で2件目の融資枠であり、当社の地域戦略および事業計画遂行能力に対するサンタンデールの信頼が表れています。また、20年間にわたる強力な製品性能の実績と太陽光発電プロジェクト開発の経験に基づく、世界の太陽光発電市場における当社のバンカビリティ(融資適格性)の高さも示されています。

 

 新たな融資枠は、同額のタームローンと回転信用枠で構成されています。この構造により、当社は、非常に柔軟な金融商品の提供を受け、成長計画を実行し、有利な条件で短期的な現金ニーズを管理することができます。

 

 カナディアン・ソーラー会長兼CEOのショーン・クー博士は、次のようにコメントしています。「EMEA地域では、太陽光発電の普及が大幅に加速しています。同地域は、当社のグローバル・エネルギー部門による事業成長の重要な柱の1つです。当社は、O&M、資産管理、蓄電、エネルギー取引などの分野におけるプレゼンスを拡大しながら、引き続きプロジェクト開発事業を実施してまいります。サンタンデールとの提携を通じて、持続可能なビジネスモデルの構築および気候変動に対する世界の取り組みに貢献する努力を続けます」

 

 ショーン・クー博士は続けます。「当社は、完全な、グローバルな太陽光発電事業者としての役割を拡大する上で有利な立場にあり、プロジェクトのライフサイクル全体を通じてプロジェクトの価値の向上・獲得に取り組んでいます。世界の再生可能エネルギー市場におけるリーダーとしての地位をさらに強化する上で、サンタンデールとの提携関係を拡大したいと考えています。これにより、2030年までに二酸化炭素排出量の大幅削減を目指すパリ協定の目標達成に向けて前進することに貢献します」

 

 2021年第1四半期時点で、当社は世界に合計21GWpの太陽光発電プロジェクト・パイプラインを保有しており、そのうち4GWp近くがEMEA地域、具体的にはイタリア、スペイン、英国、フランス、ポーランド、オランダ、イスラエル、南アフリカにあります。マドリード、ミラノ、ロンドン、ワルシャワには、プロジェクト開発を専門とするオフィスがあります。また、当社は世界の主要な蓄電事業者の1つとして戦略的な位置にあり、世界に約17GWhの蓄電プロジェクト・パイプラインを保有しています。このうち1GWh以上は、EMEAにおけるプロジェクトです。

 

サンタンデール銀行について

サンタンデール銀行(SAN SM, STD US, BNC LN)は、1857年に設立された、スペインを拠点とする大手小売・商業銀行です。欧州、北米、南米の主要10市場で重要なプレゼンスを持つ、世界最大規模の時価総額を誇る銀行です。個人・法人のお客様がシンプルでパーソナル、フェアな方法で繁栄するお手伝いをすることを目的としています。より責任ある銀行を目指し、2019年から2025年の間に1,200億ユーロ以上のグリーンファイナンスを調達し、同期間に1,000万人以上のお客様に財政支援を提供するなど、この目的を支援するために多くの取り組みを行っています。2021年第1四半期末時点の資金総額は1.1兆ユーロ、顧客数は1億4,900万、うち2,340万がお得意様、4,420万がデジタル口座のお客様です。支店数は10,800、従業員数は190,000人です。

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