カナディアン・ソーラー・プロジェクト株式会社

ニュースリリース

2021年8月2日news

BTG PactualおよびItaú BBAから1億米ドルを調達し、ブラジルでの太陽光発電プロジェクト・ポートフォリオの実施を推進

 Canadian Solar Inc.(本社:カナダ・オンタリオ州、CEO:ショーン・クー、NASDAQ:CSIQ、以下「カナディアン・ソーラー」という)は、2021年7月27日、ブラジルの2つの銀行、BTG PactualおよびItaú BBAと、5億ブラジル・レアル(約1億米ドル)の融資枠契約を締結したことを発表しました。

 

 当社は、今回の融資枠をブラジルにおける太陽光発電プロジェクトの開発・建設に使用します。当社はブラジルの太陽光発電市場で主導的地位を確立しています。今回の融資枠では、ブラジルでのプロジェクト・ポートフォリオのサブセット(ブラジル市場特有の構造)への当社の出資金の最大70%の資金が提供されます。BTG PactualおよびItaú BBAは、ブラジルの2大投資・商業銀行であり、中南米における当社の長期的パートナーであるとともに、ブラジルでの当社のプロジェクト・ポートフォリオの財務顧問でもあります。

 

 当社は、ブラジルにおいて、連邦政府、地方政府および民間部門による電力販売契約(PPA)入札を通じて3GWp近くの太陽光発電プロジェクトを開発・契約してきました。このうち480MWpが稼働済みで第三者に販売されており、483MWpが建設中(80%持分が売却済み)です。このほか、PPA締結済みの2GWpのプロジェクトが開発中です。当社のブラジルでのポートフォリオはブラジル市場最大であり、今回の融資枠により、市況に応じて、プロジェクト収益化のタイミングに柔軟性を持たせつつ、稼働済みのプロジェクトの上場ファンド(ブラジル版インフラ参画投資ファンド(FIP-IE))を設立する計画を支援します。

 

 カナディアン・ソーラー会長兼CEOのショーン・クー博士は、次のようにコメントしています。「BTG PactualおよびItaú BBAと再び協力して、ブラジルでより多くの太陽光発電資産の開発と建設に資金を提供できることを感謝し、嬉しく思います。今回の融資枠により、ブラジルでのプロジェクト建設に向けた出資金をさらに活用し、価値のある長期的な所有権を保持するオプションを維持しながら、魅力的な評価で運転開始後の太陽光発電資産を収益化することができます。当社は、ブラジルにおける太陽光発電プロジェクトの大規模なバックログとパイプラインを実行し、ブラジルの再生可能エネルギーとエネルギー安全保障の目標達成に向けてお手伝いすることを楽しみにしています」

 

BTG Pactualについて

BTG Pactual(BPAC11)は、投資銀行業務、企業融資、販売取引、ウェルスマネジメントおよびアセットマネジメントを行う中南米最大の投資銀行です。1983年の創業以来、お客様、卓越性、長期的なビジョンに焦点を当てた実力主義的なパートナーシップ文化に基づいて事業を展開してきました。投資銀行分野で最も革新的なプレーヤーの1つとしての地位を固め、国内外で数多くの賞を受賞しています。現在、ブラジル、チリ、アルゼンチン、コロンビア、ペルー、メキシコ、米国、ポルトガル、英国のオフィスに4,000人近くの従業員を擁しています。詳細はhttp://www.btgpactual.comをご参照ください。

 

Itaú BBAについて

Itaú BBAは、金融アドバイザリー業務、国内外の資本市場、合併・買収(M&A)、デリバティブ、与信枠を網羅したサービスを提供するブラジルの大手投資銀行の1つです。サンパウロ証券取引所(B3)に上場しており、2021年3月現在、ブラジルで9,940億ブラジル・レアルの運用資産と2,600億ブラジル・レアルの与信ポートフォリオを保有しています。ブラジル最大の民間銀行、中南米最大かつ世界最大級の金融機関であるItaú Unibancoグループの一部です。インターブランド社のランキングによると、Itaú Unibancoは16年連続で、ブラジルで最も価値のあるブランドと見なされていました。

<< ニュースリリース一覧に戻る