カナディアン・ソーラー・プロジェクト株式会社

ニュースリリース

2021年8月5日news

「サステナビリティレポート2020年」を発行

 Canadian Solar Inc.(本社:カナダ・オンタリオ州、CEO:ショーン・クー、NASDAQ:CSIQ、以下「カナディアン・ソーラー」という)は、2021年7月29日、「サステナビリティレポート2020年」を発行したことを発表しました。この報告書には、環境・社会・ガバナンス(ESG)の観点から、より良い、より持続可能な未来への貢献に向けた当社のコミットメントと、その進捗状況および成果が示されています。

 

 この報告書のサステナビリティ(持続可能性)に関する情報開示は、国際基準である米国サステナビリティ会計基準審議会(SASB)、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)およびGlobal Reporting Initiative(GRI)に従って作成されています。サステナビリティレポートの全文(英文)は、こちらをご覧ください。

 

ハイライト

 

環境
  • 2020年、当社は温室効果ガス(GHG)排出量を20%、製造エネルギー原単位を19%、製造用水原単位を18%、製造廃棄物原単位を44%、2017年の基準値からそれぞれ削減しました。
  • 2020年比で、GHG排出量を37%、エネルギー原単位を36%、水原単位を45%、廃棄物原単位を49%、それぞれ削減するという意欲的な2025年目標を設定しました。
  • また、2020年代末までに、世界全体の当社事業の使用電力を100%再生可能エネルギーで賄うことを公約しています。

 

社会
  • 当社は、5ヶ年のダイバーシティ目標も設定しています。2025年までに、世界全体の女性従業員の割合を40%(2020年:35%)に、管理職に占める女性の割合を30%(2020年:22%)に、それぞれ引き上げることを目指しています。
  • 当社は、新型コロナウイルス感染症への積極的な対応や、従業員にとって安全な労働環境の維持など、安全に関する方針や手順を実施・改善してきました。
  • 過去2年間をかけて、従業員がビジネスや産業について幅広く理解し、イノベーションを推進し、より効果的なコラボレーションを行うことができるよう支援することを目的として、カナディアン・ソーラー・ユニバーシティを設立しました。
  • 信頼できるサプライチェーンの構築に向けて、当社はサステナビリティレポートの発行と同時にサプライヤー行動規範を発行し、サプライヤーの皆様に同規範の遵守をお願いしています。この規範は、人権、環境保護、健康、安全、企業倫理に関する当社の基準を定めたものです。

 

 

ガバナンス
  • 当社は、ESGへの取り組みを指揮するチーフ・サステナビリティ・オフィサー(CSO)にハンビン・チャン氏を任命しました(チャン氏の略歴はこのプレスリリースの最下部をご参照ください)。CSOは、ESGワーキンググループのトップとして、当社の経営陣および各事業部門と緊密に連携して、ESGへの配慮を当社の戦略的意思決定プロセスに統合します。
  • また、取締役会レベルでは、サステナビリティ委員会を設置し、当社の長期的なサステナビリティに関連する戦略的措置の進捗状況をモニタリングし、助言を行うとともに、気候関連のリスクと機会の監督等、当社のESGへの取り組みを監督しています。

 

 カナディアン・ソーラー会長兼CEOのショーン・クー博士は、次のようにコメントしています。「内容を刷新したサステナビリティ戦略に沿って作成された『サステナビリティレポート2020年』の発行をお知らせできることを非常に嬉しく思います。『測定できないものは管理できない(What doesn’t get measured doesn’t get managed)』という言葉がありますが、当社は現在、サステナビリティに関する様々な要素を厳密にモニタリングし、意欲的な目標を設定し、すべての重要な経営判断にESGを組み込んでいます。今後も、クリーンで安価、かつ信頼性の高いエネルギーをお客様にお届けし、経済の脱炭素化に向けた世界的な取り組みを主導し、すべてのステークホルダーの皆様に『Make the Difference』をもたらすことができるよう、引き続き取り組んでまいります」

 

 CSOのハンビン・チャン氏は、次のようにコメントしています。「カナディアン・ソーラーにとってのサステナビリティとは、環境に関するサステナビリティだけではありません。当社は、安全で多様性のある包摂的(インクルーシブ)な文化を構築すること、そして信頼されるサプライチェーンに貢献することに全力を注いでいます。今後数年で当社のESGへの取り組みと情報開示の双方を継続的にブラッシュアップし、さらに改善させるための方策についてステークホルダーの皆様とつながることを楽しみにしています」

 

ハンビン・チャン氏の略歴:

ハンビン・チャン氏は、カナディアン・ソーラーの過半数所有子会社であるCSIソーラーのグローバルマーケティング担当のコーポレートバイスプレジデントです。2005年から2020年までカナディアン・ソーラーのグローバルマーケティング責任者を務めていました。2019年には太陽エネルギー産業への女性の参画とキャリア開発を推進する産業団体であるWomen in Solar Energy(WISE)を設立し、会長を務めています。カナダのマニトバ大学で経済学修士号を取得しています。

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