カナディアン・ソーラー・プロジェクト株式会社

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2021年8月30日news

2021年第2四半期の業績発表

 Canadian Solar Inc.(本社:カナダ・オンタリオ州、CEO:ショーン・クー、NASDAQ:CSIQ、以下「カナディアン・ソーラー」)は、2021年8月12日(木)に、2021年第2四半期(2021年4月1日~6月30日)の業績を発表しました。

 

ハイライト

  • 2021年第2四半期のモジュール出荷量は7GW(指標:3.5~3.7GWの上限値)。
  • 売上高は前年同期比105%増、3億ドルを計上(指標:14億~15億ドル)。
  • 売上総利益率は9%で指標(9.5~10.5%)を達成。
  • カナディアン・ソーラーに帰属する純利益は1,100万ドル、希薄化後1株あたりの純利益は18ドル。
  • 建設中の蓄電プロジェクトの容量は5GWh、蓄電プロジェクト開発パイプラインは19GWh。
  • 2021年7月29日に、国際基準に準拠して開示内容を更新した「ESGサステナビリティレポート」を発行。
  • 子会社のCSIソーラー社のカーブアウトIPO(親子関係を維持したまま子会社の株式の一部を市場公開)は順調。

 

2021年第2四半期の業績

 2021年第2四半期におけるモジュール総出荷量は、前年同期比26%増、前四半期比17%増の3.66GWでした。この出荷量には、自社の大規模太陽光発電プロジェクト向けに出荷された167MWを含みます。

 2021年第2四半期の売上高は、前年同期比105%増、前四半期比31%増の14.3億ドルでした。売上高が継続して増加した要因は、モジュール出荷量の増加とモジュール平均販売価格の上昇、モジュール以外の売上の増加、蓄電池出荷量による売上高への寄与の増大です。売上高増加分の一部は、プロジェクト販売の減少分と相殺されました。

 2021年第2四半期の売上総利益は、前四半期比5%減、前年同期比26%増の1.85億ドルでした。売上総利益率は12.9%で指標(9.5~10.5%)を達成しました。要因は、モジュール平均販売価格の上昇、生産効率の向上、蓄電池出荷量による寄与の増大、モジュール以外の売上の増加です。売上総利益率は、2021年第1四半期の17.9%を下回りました。主な要因は、プロジェクトの地理的分布が変わったことによる低収益割合増加によるプロジェクト販売の減少です。

 2021年第2四半期の営業費用は総額1.58億ドル(2021年第1四半期:1.51億ドル)でした。営業費用が継続して増加した主な要因は、輸送費および取扱手数料の増加と、その他営業利益の減少です。営業費用増加分の一部は、製品保証引当金の戻し入れにより相殺されました。

 2021年第2四半期の非キャッシュの減価償却費は6,600万ドル(2021年第1四半期:6,200万ドル、前年同期:4,800万ドル)でした。減価償却費が継続して増加した要因はCSIソーラーの生産能力増強で、有形固定資産の増加によるものです。

 2021年第2四半期の為替差損は300万ドル(2021年第1四半期:700万ドルの為替差損、前年同期:500万ドルの為替差損)を計上しました。

 

 2021年第2四半期の法人税費用の戻し入れは200万ドル(2021年第1四半期:1,400万ドルの法人税費用、前年同期:900万ドルの法人税費用)でした。法人税費用の戻し入れの要因は、実効税率が下がったことと、税率の高い管轄地域の影響が小さかったことです。

 2021年第2四半期のカナディアン・ソーラーに帰属する純利益は1,100万ドル、希薄化後1株あたり利益は0.18ドル(2021年第1四半期:純利益2,300万ドル、希薄化後1株あたり利益0.36ドル)でした。純利益が減少した要因は、売上総利益の減少と営業費用の増加です。純利益減少の一部は法人税費用の戻し入れにより相殺されました。

 2021年第2四半期の営業活動によるキャッシュ・フローは6,100万ドルのマイナス(2021年第1四半期:8,300万ドルのマイナス)でした。営業活動によるキャッシュ・フローがマイナスとなった主な要因は、生産能力拡張および、投入コストと平均販売価格の高騰に対する戦術的ヘッジの結果としての、売掛金の増加と在庫の継続的な増加です。キャッシュ・フローのマイナス分の一部は、買掛金および支払手形の増加により相殺されました。

 2021年第2四半期の負債総額は22.3億ドル(2021年第1四半期:22.8億ドル)でした。負債総額の減少の主な要因は、プロジェクト販売のためのプロジェクト・ファイナンスの減少で、一部は、新規借り入れと既存の与信枠の減少により相殺されました。太陽光発電プロジェクトのファイナンスに用いるノンリコースローンは、プロジェクト売却の結果として、2021年第1四半期の5.22億ドルから2021年第2四半期には4.54億ドルに減少しました。

 

蓄電のビジネスチャンス

 当社は、「太陽光発電+蓄電」および独立形蓄電、両方の蓄電市場の事業機会において戦略的位置にあります。エネルギー貯蔵市場は、技術の向上、蓄電池コストの低下、再生可能エネルギーの普及拡大、化石燃料発電所の閉鎖の加速などによって急速に成長しています。

 当社は、モジュール製造と太陽光発電プロジェクト開発の両方でリーダーの地位にあり、強力なブランド力とグローバルなネットワークを持っています。CSIソーラーおよびグローバル・エネルギー部門では、共に、エネルギー貯蔵事業を戦略的に重視しています。

  • グローバル・エネルギー部門の下で、エネルギー貯蔵プロジェクトの開発は現在、主要な太陽光発電開発チーム内で完全に統合されています。本部門において成長している大規模パイプラインを考えると、当社は大規模エネルギー貯蔵プロジェクトを獲得できる位置にあります。
  • CSIソーラーの下で、蓄電ソリューション・チームは、大規模、業務用(C&I)および住宅用太陽光発電システムに統合する、バンカブル(融資適格)なエンドツーエンドの蓄電ソリューションを提供することに注力しています。これらのシステムソリューションは、将来の蓄電容量増強サービスを含む長期的なサービス契約で補完します。

 

 グローバル・エネルギー部門とCSIソーラーのチームの間には相乗効果がありますが、両者は独立して活動しており、蓄電のバリューチェーンの異なる部門で事業を展開しています。それぞれのチームのプロジェクト・パイプラインは別々に評価されるべきものです。プロジェクト・パイプラインの詳細な数値については、本業績発表のグローバル・エネルギー部門およびCSIソーラーのセクションをご覧ください。

 

グローバル・エネルギー部門

 当社は、世界最大級かつ最も地理的に多様な大規模太陽光発電およびエネルギー貯蔵プロジェクト開発プラットフォームの1つを保有しており、六大陸で6.1GWp超の太陽光発電所を計画、開発、資金調達、建設した豊富な実績があります。当社は太陽光発電プロジェクトとエネルギー貯蔵プロジェクトの開発においてリーダーシップを発揮しており、合計22GWp超の太陽光発電プロジェクト・パイプラインと19GWh超のエネルギー貯蔵プロジェクト・パイプラインを保有しています。

 

太陽光発電プロジェクト・パイプライン

 当社のプロジェクト・パイプラインは、2021年6月30日時点で、建設中が1.7GWp、バックログが4.1GWp、初期段階のパイプラインが16.4GWpで、合計22.2GWpでした。バックログには、クリフ・リスク期日(状況の急変が起こる可能性がある期間)を過ぎた、今後1~4年間に建設予定のプロジェクトが含まれます。プロジェクトのクリフ・リスク期日はプロジェクトが建設される国によって異なりますが、プロジェクトが高リスクの開発段階を終えた日と定義されています。通常は、プロジェクトが必要な環境・規制上のすべての許認可を取得済みで、接続契約の締結、FITの確保、電力販売契約(PPA)の締結が完了した後の時点となります。バックログ・プロジェクトの90%超は契約済み(PPAまたはFITの契約を締結済み)で、残りはPPAを締結する可能性がかなり高い状況にあります。

 

 当社のパイプラインには、現在開発中でありながら、まだリスクが除去されていない初期~中期の段階のプロジェクト機会が含まれています。

 

下表は、2021年6月30日時点の当社の全パイプラインを示しています。

プロジェクト・パイプラインの合計(2021年6月30日時点)(MWp)

地域

建設中

バックログ

パイプライン

合計

北米

115

744

4,900

5,759

中南米

981*

2,100

4,310

7,391

欧州・中東・アフリカ(EMEA)地域

455*

3,632

4,087

日本

145

236

72

453

日本と中国を除くアジア太平洋地域

347

191

1,547

2,085

中国(CSIソーラーの事業部分)

80

403

1,920

2,403

合計

1,668

4,129

16,381

22,178

注:プロジェクトの総規模(MWp)には、当社が所有していない、または第三者に売却済みの、

中南米で建設中のプロジェクト573MWp、およびEMEA地域のバックログ・プロジェクト110MWpを含む。

 

当社は、日本において高額なFITが適用されるプロジェクトを381MWp保有しています。下表は、日本で開発中および建設中の当社のプロジェクト・バックログの商業運転開始スケジュールです(2021年6月30日時点)。

 

商業運転開始スケジュール(MWp)

2021

2022

2023年以降

合計

31

190

160

381

 

蓄電プロジェクト・パイプライン

 グローバル・エネルギー部門では、大規模「太陽光発電+エネルギー貯蔵」プロジェクト、および独立形蓄電 プロジェクトの開発を積極的に進めています。当社は、開発中のほぼすべての太陽光発電プロジェクトがエネルギー貯蔵設備を併設できることを確認し、2021年第1四半期からこれらのプロジェクトにエネルギー貯蔵設備を併設してきました。エネルギー貯蔵設備と太陽光発電所を併設し、同じ敷地内で同じ連系点を使用することで、当社は開発中の資産の価値を大幅に高めることを期待しています。

 

 当社は、コミュニティ・チョイス・アグリゲータ(CCA)、投資家所有の電力事業者、大学、公益事業地区など、様々な電力購入者と複数の蓄電トーリング契約をすでに締結しています。また、稼働中の太陽光発電プロジェクトに蓄電池を後付けするための開発サービス契約も締結しています。こうしたプロジェクトの多くは、以前当社が開発したものです。

 

 下表は2021年6月30日時点のグローバル・エネルギー部門における蓄電プロジェクト開発のバックログおよびパイプラインです。

蓄電プロジェクト開発のバックログおよびパイプライン(2021年6月30日時点)(MWh)

地域

建設中

バックログ

パイプライン

合計

北米

1,501

800

9,285

11,586

中南米

4,505

4,505

欧州・中東・アフリカ(EMEA)地域

1,242

1,242

日本

19

19

日本を除くアジア太平洋地域

1,910

1,910

合計

1,501

800

16,961

19,262

 

稼働中の太陽光発電所および蓄電プロジェクト

 2021年6月30日時点において当社の稼働中の太陽光発電所は計391MWpで、当社への正味再販額の総額は推定約3.9億ドルでした。推定再販額は、当社が現在交渉中の販売価格、あるいは当該市場における同様の資産の取引価格に基づいて算出されています。

 

稼働中の太陽光発電所(MWp)

中南米

日本

アジア太平洋地域
(日本と中国を除く)

中国

合計

100

28

61

202

391

注:プロジェクトの総規模(MWp)には、すでに第三者に販売済みの、アジア太平洋地域(日本および中国を除く)の26MWpを含む。中国のポートフォリオは、CSIソーラーに計上されています。

 

業績

 下表は、各期間におけるグローバル・エネルギー部門の事業に関する未監査の業績概要を示しています。

グローバル・エネルギー部門の業績

(単位:1,000ドル、%がついている数値・別途単位が記載されているものを除く)

 

四半期

半期

 

2021

第2四半期

2021

第1四半期

2020

第2四半期

2021

上半期

2020

上半期※

売上高

280,614

471,062

32,433

751,676

274,983

売上原価

268,855

358,037

29,080

626,892

183,014

売上総利益

11,759

113,025

3,353

124,784

91,969

営業経費

15,632

27,944

17,991

43,576

45,777

営業利益

(3,873)

85,081

(14,638)

81,208

46,192

売上総利益率

4.2%

24.0%

10.3%

16.6%

33.4%

営業利益率

-1.4%

18.1%

-45.1%

10.8%

16.8%

※2020年第2四半期および2020年上半期の実績値は当期の表示内容に合わせて改訂されています。

 

CSIソーラー部門

 CSIソーラーの2021年および2022年の生産能力拡張目標を以下に示しています。

 

生産能力(GW/年)

 

2020年12月31日

実績

2021年6月30日

実績

2021年12月31日

計画

インゴット

2.1

5.1

5.1

ウエハー

6.3

8.7

11.5

セル

9.6

13.3

13.9

モジュール

16.1

19.7

22.7

注:CSIソーラーの生産能力拡張計画は、市況および資本配分計画に応じて予告なく変更する可能性があります。

 

業績 

 下表は、各期間におけるCSIソーラー部門の事業に関する未監査の業績概要を示しています。

CSIソーラー部門の業績

(単位:1,000ドル、%がついている数値・別途単位が記載されているものを除く)

 

四半期

半期

 

2021

第2四半期

2021

第1四半期

2020

第2四半期※※

2021

上半期

2020

上半期※※

売上高

1,183,958

695,152

709,180

1,879,110

1,398,927

売上原価

1,028,470

627,694

551,812

1,656,164

1,079,390

売上総利益

155,488

67,458

157,368

222,946

319,537

営業経費

140,516

120,126

79,484

260,642

157,472

営業利益(損失)

14,972

(52,668)

77,884

(37,696)

162,065

売上総利益率

13.1%

9.7%

22.2%

11.9%

22.8%

営業利益率

1.3%

-7.6%

11.0%

-2.0%

11.6%

※第三者顧客及び当社グローバル・エネルギー部門への販売の効果を含みます。会社間取引の消去に関する情報は、弊社英文プレスリリースの財務諸表をご参照ください。一部のサービスが当社の2つの事業部門によって共有されているため、営業利益は、経営陣による配分・推定値を反映しています。

※※2020年第2四半期および2020年上半期の実績値は当期の表示内容に合わせて改訂されています。

 

 下表は、CSIソーラーの売上高の地理的分布を示しています。

CSIソーラーの売上高の地理的分布(単位:100万ドル、%がついている数値を除く)

 

2021

第2四半期

売上高における
比率(%)

2021

第1四半期

売上高における
比率(%)

2020

第2四半期

売上高における
比率(%)

アジア

527

46

240

39

265

40

米州

421

37

261

42

211

32

欧州およびその他

201

17

117

19

187

28

合計

1,149

100

618

100

663

100

※CSIソーラーからグローバル・エネルギー部門への売上を除く。

 

 CSIソーラーは、2021年第2四半期に80ヶ国近くに3.7GWのモジュールを出荷しました。出荷量上位5市場は、中国、米国、ブラジル、ドイツ、日本でした。

 

蓄電ソリューション 

 CSIソーラーでは、蓄電ソリューション・チームが、バンカブル(融資適格)で包括的な容量・性能保証を含む、競争力のあるターンキーの統合蓄電ソリューションを提供しています。これらの保証は、将来の蓄電容量増強サービスを含む長期的な運用保守(O&M)契約により補完されており、長期的な安定収入をもたらします。

 

 下表は、CSIソーラーの蓄電システム統合に関する契約済プロジェクトおよび/または建設中のプロジェクト、高い確率で予測されるプロジェクト、およびパイプライン(2021年6月30日時点)を示しています。

 

 

契約済み/建設中
プロジェクト

予測プロジェクト

パイプライン

合計

蓄電(MWh)

861

1,400

4,351

6,612

 

 契約済/建設中プロジェクトは、今後12~18ヶ月以内に納入される予定です。予測プロジェクトには、今後12ヶ月以内に契約される確率が75%以上のプロジェクトが含まれています。パイプラインには、特定されているものの契約される確率が75%未満のプロジェクトが含まれています。

 

※本文は、2021年8月12日(木)に発表されたカナディアン・ソーラー2021年第2四半期の業績発表プレスリリースの一部を和訳したものです。原文英文は、こちらをご覧ください。

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