カナディアン・ソーラー・プロジェクト株式会社

ニュースリリース

2021年11月29日news

2021年第3四半期の業績発表

 Canadian Solar Inc.(本社:カナダ・オンタリオ州、CEO:ショーン・クー、NASDAQ:CSIQ、以下「カナディアン・ソーラー」)は、2021年11月18日(木)に、2021年第3四半期(2021年7月1日~9月30日)の業績を発表しました。

 

ハイライト

  • 2021年第3四半期のモジュール出荷量は3.9GW(指標:3.8~4.0GW)。
  • 売上高は前年同期比34%増の12.3億ドルを計上(指標:12億~14億ドル)。
  • 売上総利益率は18.6%で指標(14~16%)を達成。
  • カナディアン・ソーラーに帰属する純利益は3,500万ドル、希薄化後1株あたりの純利益は0.52ドル。
  • 建設中の蓄電プロジェクトの容量は2.9GWh、蓄電プロジェクト開発パイプラインは21GWh。
  • 子会社のCSIソーラー社のカーブアウトIPO(親子関係を維持したまま子会社の株式の一部を市場公開)は引き続き進展。

 

2021年第3四半期の業績

 2021年第3四半期におけるモジュール総出荷量は、前年同期比22%増、前四半期比6%増の3.87GWでした。この出荷量には、自社の大規模太陽光発電プロジェクト向けに出荷された173MWを含みます。

 

 2021年第3四半期の売上高は、前年同期比34%増、前四半期比14%減の12.29億ドルでした。売上高が前四半期比で減少した主な要因は、建設準備段階のプロジェクト及び着工通知書(NTP)発行時に売却したプロジェクトの売上の減少です。売上高減少分の一部は、モジュール平均販売価格の上昇と相殺されました。売上高が前年同期比で増加した要因は、モジュール出荷量の増加と平均販売価格の上昇です。

 

 2021年第3四半期の売上総利益は、前四半期比24%増、前年同期比28%増の2.29億ドルでした。売上総利益率は18.6%で指標(14~16%)を達成しました。要因は、利益率の高いプロジェクト販売の寄与、モジュール平均販売価格の上昇、生産効率の向上、米国の反ダンピング関税(AD)および相殺関税(CVD)の戻り益です。AD/CVDの戻り益(1,200万ドル)を除いた売上総利益率は17.6%でした。

 

 2021年第3四半期の営業費用は総額1.76億ドル(2021年第2四半期:1.58億ドル)でした。営業費用が継続して増加した主な要因は、輸送費および取扱手数料の増加です。営業費用増加分の一部は、その他営業利益の増加により相殺されました。

 

 2021年第3四半期の非キャッシュの減価償却費は7,100万ドル(2021年第2四半期:6,600万ドル、前年同期:5,600万ドル)でした。

 

 2021年第3四半期の為替差損は1,400万ドル(2021年第2四半期:300万ドルの為替差損、前年同期:1,300万ドルの為替差損)を計上しました。為替差損の主な要因は、ブラジル・レアルなどの通貨に対するドル高です。

 

 2021年第3四半期の法人税費用の戻し入れは300万ドル(2021年第2四半期:200万ドルの法人税費用の戻し入れ、前年同期:2,100万ドルの法人税費用)でした。法人税費用の戻し入れの要因は、純営業費損失の繰り戻しです。

 

 2021年第3四半期のカナディアン・ソーラーに帰属する純利益は3,500万ドル、希薄化後1株あたり利益は0.52ドル(2021年第2四半期:純利益1,100万ドル、希薄化後1株あたり利益0.18ドル)でした。米国の一般会計原則によらない(Non-GAAP)カナディアン・ソーラーに帰属する純利益は2,800万ドル、希薄化後1株あたり利益は0.42ドルでした(AC/CVDの戻り益700万ドル、純所得税効果および非支配持分株主に帰属するAC/CVD条項の戻り益は除外)。米国の一般会計原則による(GAAP)業績とNon-GAAP業績の照合は、当社英文プレスリリースに記載の「About Non-GAAP Financial Measures」をご参照ください。

 

 基本的な発行済み株式の増加の主な要因は、市価での株式提供プログラムに関連して2021年第3四半期に110万株、2021年1~9月に260万株を発行したことです。希薄化後の発行済み株式の増加の主な要因は、第3四半期の転換社債の希薄化効果です。2021年第3四半期および2021年1~9月に希薄化後株式の一株あたり利益の計算に含まれ、転換社債の転換時に発行可能な普通株式の潜在株式数は630万株でした。

 

 2021年第3四半期の営業活動によるキャッシュ・フローは2,900万ドルのマイナス(2021年第2四半期:6,100万ドルのマイナス)でした。営業活動によるキャッシュ・フローがマイナスとなった主な要因は、プロジェクト資産と純運転資金の増加です。

 

 2021年9月30日時点の負債総額は23億ドル(2021年6月30日時点:22億ドル)でした。負債総額の増加の主な要因は、運転資金枠およびプロジェクト・ファイナンスの増加です。太陽光発電プロジェクトのファイナンスに用いるノンリコースローンは、2021年6月30日時点の4.54億ドルから2021年9月末時点には5.58億ドルに増加しました。

 

蓄電池ビジネス

 当社は、ハイブリッド蓄電池(太陽光発電池+蓄電池)及び独立形蓄電池の2種類の蓄電池市場を戦略ビジネスとして位置付けております。蓄電池市場は、技術進化、コスト低減、再生可能エネルギー普及拡大、加速される化石燃料発電所の閉鎖などによって急速に成長しています。

 

 当社は、モジュール製造と太陽光発電プロジェクト開発の両方でリーダーの地位に君臨し、グローバルなネットワークと強力なブランド力を持っています。そして、それぞれの事業分野を担うCSIソーラーおよびグローバル・エネルギー部門では、共に、蓄電池ビジネスを戦略的な事業として重視しています。

 

  • グローバル・エネルギー部門の下で、蓄電池プロジェクトの開発は、太陽光発電開発チームの中に完全に統合されています。本部門において成長を続ける大規模パイプラインを考えると、当社は大規模蓄電池プロジェクトを獲得できる位置にあります。

 

  • CSIソーラーにおいて、蓄電池ソリューション・チームは、大規模発電所向け、産業用(C&I)システム向け、および、住宅用太陽光発電システム向けのすべてのセグメントに対し、バンカブル(融資適格)なエンドツーエンドの蓄電ソリューションを提供することに注力しています。これらのシステムソリューションは、蓄電池容量の増設を含む長期的なサービス契約とともに提供されます。

 

 グローバル・エネルギー部門とCSIソーラーのチームの間には相乗効果がありますが、両者は独立して活動しており、蓄電池のバリューチェーンにおいても異なる形で事業を展開しています。よって、それぞれのチームのプロジェクト・パイプラインは別々に評価されるべきものです。プロジェクト・パイプラインの詳細な数値については、本業績発表のグローバル・エネルギー部門およびCSIソーラーのセクションをご覧ください。

 

グローバル・エネルギー部門

 当社は、世界最大級かつ最も地理的に多様な大規模太陽光発電およびエネルギー貯蔵プロジェクト開発プラットフォームの1つを保有しており、六大陸で6.2GWp超の太陽光発電所を計画、開発、資金調達、建設した豊富な実績があります。当社は太陽光発電プロジェクトと蓄電池を使用したプロジェクトの開発においてリーダーシップを発揮しており、合計24GWp超の太陽光発電プロジェクト・パイプラインと21GWh超の蓄電池を搭載するプロジェクト・パイプラインを保有しています。

 

太陽光発電プロジェクト・パイプライン

 当社のプロジェクト・パイプラインは、2021年9月30日時点で、建設中が1.6GWp、バックログが5.0GWp、初期段階のパイプラインが17.2GWpで、合計23.8GWpでした。バックログには、クリフ・リスク期日(状況の急変が起こる可能性がある期間)を過ぎた、今後1~4年間に建設予定のプロジェクトが含まれます。プロジェクトのクリフ・リスク期日はプロジェクトが建設される国によって異なりますが、プロジェクトが高リスクの開発段階を終えた日と定義されています。通常は、プロジェクトが必要な環境・規制上のすべての許認可を取得済みで、接続契約の締結、FITの確保、電力販売契約(PPA)の締結が完了した後の時点となります。バックログ・プロジェクトの90%超は契約済み(PPAまたはFITの契約を締結済み)で、残りはPPAを締結する可能性がかなり高い状況にあります。

 

 当社のパイプラインには、現在開発中でありながら、まだリスクが排除されていない初期~中期の段階のプロジェクト機会が含まれています。

 

 下表は、2021年9月30日時点の当社の全パイプラインを示しています。

プロジェクト・パイプラインの合計(2021年9月30日時点)(MWp)
地域 建設中 バックログ パイプライン 合計
北米 115 744 5,732 6,591
中南米 956* 3,141 3,726 7,823
欧州・中東・アフリカ(EMEA)地域 455* 4,105 4,560
日本 144 204 72 420
日本と中国を除くアジア太平洋地域 346 192 1,560 2,098
中国(CSIソーラーの事業部分) 300 2,010 2,310
合計 1,561 5,036 17,205 23,802

注:プロジェクトの総規模(MWp)には、当社が所有していない、または第三者に売却済みの、

中南米で建設中のプロジェクト492MWpおよびEMEA地域のバックログ・プロジェクト110MWpを含む。

 

日本において高額なFITが適用されるプロジェクトを348MWp保有しています。下表は、日本で開発中および建設中の当社のプロジェクト・バックログの商業運転開始スケジュールです(2021年9月30日時点)。

 

 商業運転開始スケジュール(MWp)

2021 2022 2023年以降 合計
18 190 140 348

 

蓄電池を利用したプロジェクト・パイプライン

 グローバル・エネルギー部門では、大規模ハイブリッド蓄電池システム(太陽光発電+エネルギー貯蔵)プロジェクト、および独立形蓄電プロジェクトの開発を積極的に進めています。当社は、開発中のほぼすべての太陽光発電プロジェクトがエネルギーを蓄える設備を併設できるようにすることを目指しし、2021年第1四半期からすべてのプロジェクトに蓄電設備を併設してきました。エネルギー蓄電設備と太陽光発電所を併設し、同じ敷地内で同じ連系点を使用することで、当社は開発中の資産の価値を大幅に高められると考えています。

 

 当社は、コミュニティ・チョイス・アグリゲータ(CCA)、投資家所有の電力事業者、大学、公益事業地区など、様々な電力購入者と複数の蓄電トーリング契約をすでに締結しています。また、稼働中の太陽光発電プロジェクトに蓄電池を後付けするための開発サービス契約も締結しています。こうしたプロジェクトの多くは、以前当社が開発したものです。

 

 下表は2021年9月30日時点のグローバル・エネルギー部門における蓄電プロジェクト開発のバックログおよびパイプラインです。

蓄電プロジェクト開発のバックログおよびパイプライン(2021年9月30日時点)(MWh)
地域 建設中 バックログ パイプライン 合計
北米 2,901 10,485 13,386
中南米 465 3,185 3,650
欧州・中東・アフリカ(EMEA)地域 1,987 1,987
日本 19 19
日本を除くアジア太平洋地域 1,915 1,915
合計 2,901 465 17,591 20,957

 

稼働中の太陽光発電所および蓄電プロジェクト

 2021年9月30日時点において当社の稼働中の太陽光発電所は計432MWpで、当社への正味再販額の総額は推定約3.6億ドルでした。推定再販額は、当社が現在交渉中の販売価格、あるいは当該市場における同様の資産の取引価格に基づいて算出されています。

 


 稼働中の太陽光発電所(MWp)

中南米 日本 アジア太平洋地域
(日本と中国を除く)
中国 合計
202 41 62 127 432

注:プロジェクトの総規模(MWp)には、すでに第三者に販売済みの、中南米の81MWp、アジア太平洋地域(日本と中国を除く)の26MWpを含む。中国のポートフォリオは、CSIソーラーに計上されています。

 

業績

 下表は、各期間におけるグローバル・エネルギー部門の事業に関する未監査の業績概要を示しています。

グローバル・エネルギー部門の業績 (単位:1,000ドル、%がついている数値を除く)
  四半期 1~9月
 
2021
第3四半期
2021
第2四半期
2020
第3四半期
2021
1~9月
2020
1~9月
売上高 139,989 280,614 78,567 891,665 353,550
売上原価 78,848 268,855 53,635 705,740 236,649
売上総利益 61,141 11,759 24,932 185,925 116,901
営業経費 30,442 15,632 19,490 74,018 65,267
営業利益(損失) 30,699 (3,873) 5,442 111,907 51,634
売上総利益率 43.7% 4.2% 31.7% 20.9% 33.1%
営業利益率 21.9% -1.4% 6.9% 12.6% 14.6%

※2020年第3四半期および2020年1~9月の実績値は当期の表示内容に合わせて改訂されています。

 

CSIソーラー部門 

 CSIソーラーの2021年および2022年の生産能力拡張目標を以下に示しています。

 

生産能力(GW/年)

  2021年9月30日実績 2021年度計画 2022年度計画
インゴット 5.1 5.4 10.1
ウエハー 9.5 11.5 11.5
セル 13.3 13.9 13.9
モジュール 22.1 23.9 32.0

 

注:CSIソーラーの生産能力拡張計画は、市況および資本配分計画に応じて予告なく変更する可能性があります。

 

業績

 下表は、各期間におけるCSIソーラー部門の事業に関する未監査の業績概要を示しています。

CSIソーラー部門の業績 (単位:1,000ドル、%がついている数値・別途単位が記載されているものを除く)
  四半期 1~9月
 
2021
第3四半期
2021
第2四半期
2021
第3四半期
2021
1~9月
2020
1~9月
売上高 1,149,215 1,183,958 921,529 3,028,325 2,320,456
売上原価 976,212 1,028,470 738,353 2,632,376 1,817,743
売上総利益 173,003 155,488 183,176 395,949 502,713
営業経費 142,734 140,516 94,936 403,376 252,408
営業利益(損失) 30,269 14,972 88,240 (7,427) 250,305
売上総利益率 15.1% 13.1% 19.9% 13.1% 21.7%
営業利益率 2.6% 1.3% 9.6% -0.2% 10.8%

※第三者顧客及び当社グローバル・エネルギー部門への販売の効果を含みます。会社間取引の消去に関する情報は、

 当社英文プレスリリースの財務諸表をご参照ください。一部のサービスが当社の2つの事業部門によって共有されているため、

 営業利益(損失)は、経営陣による配分・推定値を反映しています。

※※2020年第3四半期および2020年1~9月の実績値は当期の表示内容に合わせて改訂されています。

 

下表は、CSIソーラーの売上高の地域別分布を示しています。

CSIソーラーの売上高の地域別分布(単位:100万ドル、%がついている数値を除く)
 
2021
第3四半期
売上高における
比率(%)
2021
第2四半期
売上高における
比率(%)
2020
第3四半期
売上高における
比率(%)
アジア 481 44 527 46 442 53
米州 393 36 421 37 251 30
欧州およびその他 215 20 201 17 143 17
合計 1,089 100 1,149 100 836 100

※CSIソーラーからグローバル・エネルギー部門への売上を除く。

 

CSIソーラーは、2021年第3四半期に70ヶ国近くに3.9GWのモジュールを出荷しました。出荷量上位5市場は、中国、米国、ブラジル、ドイツ、タイでした。

 

蓄電ソリューション

 CSIソーラーでは、蓄電ソリューション・チームが、バンカブル(融資適格)で包括的な容量・性能保証を含む、競争力のあるターンキーの統合蓄電ソリューションを提供しています。これらの保証は、将来の蓄電容量増設サービスを含む長期的な運用保守(O&M)契約と合わせて提供され、長期的に安定した収入を提供します。

 

 下表は、CSIソーラーの統合型蓄電システムに関する契約済プロジェクトおよび/または建設中のプロジェクト、高い確率で予測されるプロジェクト、およびパイプライン(2021年9月30日時点)を示しています。

  契約済み/建設中
プロジェクト
予測プロジェクト パイプライン 合計
蓄電(MWh) 2,261 215 2,651 5,127

 

 契約済/建設中プロジェクトは、今後12~18ヶ月以内に納入される予定です。予測プロジェクトには、今後12ヶ月以内に契約される確率が75%以上のプロジェクトが含まれています。パイプラインには、特定されているものの契約される確率が75%未満のプロジェクトが含まれています。

 

※本文は、2021年11月18日(木)に発表されたカナディアン・ソーラー2021年第3四半期の業績発表プレスリリースの一部を和訳したものです。原文英文は、 こちらをご覧ください。

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