カナディアン・ソーラー・プロジェクト株式会社

ニュースリリース

2022年12月20日news

2022年第3四半期の業績発表

 Canadian Solar Inc.(本社:カナダ・オンタリオ州、CEO:ショーン・クー、NASDAQ:CSIQ、以下「カナディアン・ソーラー」)は、2022年11月22日(火)に、2022年第3四半期(2022年7月1日~9月30日)の業績を発表しました。売上高は前年同期比57%増、希薄化後1株あたりの純利益は1.12ドルで、引き続き収益性の高い成長を優先しています。

2022年第3四半期のハイライト

  • 売上総利益率は18.8%で指標(15.0~16.5%)を超えた。
  • 売上高は前年同期比57%増の19.3億ドル(2021年第3四半期:12.3億ドル)。
  • カナディアン・ソーラーに帰属する純利益は123%増、希薄化後1株あたりの純利益は1.12ドル(2021年第3四半期:0.52ドル)。
  • モジュール出荷量は前年同期比62%増の6.0GW(2021年第3四半期:3.7GW)
  • 2022年9月30日現在、グローバル・エネルギー部門の蓄電池プロジェクト開発パイプラインは40GWhに拡大、太陽光発電プロジェクト開発パイプラインは25GWp。
  • 2023年通年のモジュール出荷量は30~35GWの見込み(予測中央値で前年比56%増)。
  • 子会社のCSIソーラー株式会社(「CSIソーラー」または「子会社CSIソーラー」)のカーブアウトIPO(一部の事業を本体から切り出し、これを新規株式公開(IPO)すること)は再び軌道に乗っており、中国証券監督管理委員会(CSRC)の登録手続きの完了待ち。

2022年第3四半期の業績

 2022年第3四半期に売上高として計上されたモジュール総出荷量は、前年同期比62%増の6.0GWでした。この出荷量には、自社の大規模太陽光発電プロジェクト向けに出荷した196MWを含みます。 

 2022年第3四半期の売上高は、前年同期比57%増、前四半期比16%減の19.3億ドルでした。前四半期比で売上高が減少した主な要因は、プロジェクト販売と蓄電池ソリューションの売上高の減少とモジュール平均販売価格の微減です。この一部は、モジュール出荷量の増加と相殺されました。前年同期比で売上高が増加した主な要因は、モジュール出荷量の増加と平均販売価格の上昇です。

 2022年第3四半期の売上総利益は、前年同期比59%増、前四半期比2%減の3.63億ドルでした。売上総利益率は18.8%(2022年第2四半期:16.0%)で、当初見込み(指標)を大幅に上回りました。前四半期比で売上総利益率が上昇した主な要因は、対ドルでの人民元安による製造コストの低下、プロジェクト販売の利益率上昇と蓄電池ソリューションの売上減少です。

 2022年第3四半期の営業費用は総額2.74億ドルでした(2022年第2四半期:2.55億ドル、前年同期:1.76億ドル)。営業費用が前四半期比で増加した主な要因は、一部の製造資産に関する減損費用と、輸送費および取扱手数料の増加です。

 2022年第3四半期の減価償却費は5,600万ドルでした(2022年第2四半期:6,300万ドル、前年同期:7,100万ドル)。

 2022年第3四半期の受取利息は400万ドルでした(2022年第2四半期:支払利息1,500万ドル、前年同期:純支払利息1,100万ドル)。純受取利息増加の主な要因は、アンチダンピング関税(AD)および相殺関税(CVD)の保証金の払い戻しによって生み出された金利収入に由来する1,700万ドルの一時的な利子所得によるものです。

 2022年第3四半期の為替差益およびデリバティブ評価益は3,900万ドルでした(2022年第2四半期:600万ドルの為替差益、前年同期:1,400万ドルの為替差損)。為替差益となった主な要因は、人民元に対する米ドル高でした。

 2022年第3四半期のカナディアン・ソーラーに帰属する純利益は7,800万ドル、希薄化後1株あたり利益は1.12ドルでした(2022年第2四半期:純利益7,400万ドル、希薄化後1株あたり利益1.07ドル、前年同期:純利益3,500万ドル、希薄化後1株あたり利益0.52ドル)。

 2022年第3四半期の希薄化後1株あたり利益は1.12ドルでした(発行済み転換社債の希薄化効果を含めて算出)。希薄化後1株あたり利益1.12ドルは、2.5%クーポン(130万ドル)を含む純利益8,000万ドルを、転換社債の転換時に発行可能な630万株を含む希薄化後株式7,140万株で除した値です。2022年第2四半期の希薄化後1株あたり利益は1.07ドル(純利益7,600万ドルから、転換社債の希薄化効果を調整して算出)でした。2021年第3四半期の希薄化後1株あたり利益は0.52ドル(純利益3,700万ドルから、転換社債の希薄化効果を調整して算出)でした。

 2022年第3四半期に営業活動を通じて獲得したキャッシュは6,800万ドルでした(2022年第2四半期:2.93億ドル)。営業活動によるキャッシュフローが減少した主な要因は、運転資本の変化です。

 2022年9月30日時点の負債総額は27億ドル(2022年6月30日時点と同額)でした。太陽光発電プロジェクトのファイナンスに用いるノンリコースローン(非遡及型融資)は、2022年6月末時点の2.64億ドルから2022年9月末時点で3.11億ドルに増加しました。

企業構造

 当社には、グローバル・エネルギーとCSIソーラー、2つの事業部門があります。

 グローバル・エネルギー部門は、土地の調達、接続契約、電力販売契約(PPA)の構築、その他の許可・要件を含む、太陽光発電プロジェクトおよび蓄電池プロジェクトの開発に関する当社のグローバルなプロジェクト開発活動を行っています。太陽光発電単体のプロジェクト、蓄電池単体のプロジェクト、および「太陽光発電+蓄電池」のハイブリッド・プロジェクトを開発しています。収益化戦略は、収益の最大化、キャッシュターンの加速、資本リスクの最小化を目的として、ビジネス戦略や市況に応じて、開発から販売、建設から販売、建設から所有までさまざまです。

 CSIソーラー部門は、太陽電池モジュール製造とトータルシステムソリューション(インバータ、太陽光発電システム・キット、EPC(設計・調達・建設)サービスを含む)を統括しています。当社の蓄電池システム・インテグレーション事業も統括しており、大規模発電所向け、産業用(C&I)システム向け、住宅用システム向けのバンカブル(融資適格)なエンドツーエンドのターンキー蓄電池ソリューションを提供しています。これらの蓄電池システム・ソリューションは、将来的な蓄電池容量の増設を含む長期的なサービス契約とともに提供されます。

グローバル・エネルギー部門

 当社は、世界最大級かつ最も地理的に多様な大規模太陽光発電プロジェクトおよび蓄電池搭載プロジェクトの開発プラットフォームを保有しており、六大陸で7.3GWp超の太陽光発電所を計画、開発、資金調達、建設した豊富な実績があります。当社は太陽光発電プロジェクト及び蓄電池プロジェクトの開発においてリーダーシップを発揮しており、合計25GWpの太陽光発電プロジェクト・パイプラインと40GWhの蓄電池プロジェクト・パイプラインを保有しています。

 継続的なパイプラインの拡大と豊富なプロジェクト開発実績が、グローバル・エネルギー部門の主要3分野(下記)の成長を支えます。

  1. プロジェクト販売:当社は、獲得する資産価値を高めるため、特別目的会社(下記参照)による資産の保有・積み上げを行いつつ、2026年までプロジェクト販売量を年間平均成長率約50%で増加させる計画です。
  2. 特別目的会社:当社は、プロジェクト資産価値の最大化をサポートする投資ビークル(特別目的会社)を現地で設立することにより、プロジェクト収益化戦略を最適化しています。また、これらの特別目的会社の少数株主持分を保持する方針です。これらの特別目的会社を通じて、2026年までに、太陽光発電プロジェクトの正味保有容量合計1.3GWを達成する計画です。この取り組みにより、契約締結済みの電力からの長期的に安定したキャッシュフローの基盤が確立・成長します。成長に向けて、資本の大部分を循環させて新規の太陽光発電プロジェクトの開発に投入する計画です。一方で、当社は、部分的に株主持ち分を保有する期間に渡り、売電による長期的なキャッシュフロー、運用・保守(O&M)、アセットマネジメントやその他のサービス(下記3項を参照)など、経営上の付加価値を獲得する予定です。当社は現在、東京証券取引所上場の日本のインフラファンドの中で最大企業であるカナディアン・ソーラー・インフラ投資法人(「CSIF」、東証:9284)の15%持分を保有しています。また、これと同様のクローズドエンド型オルタナティブ投資ファンドであるCSFS Fund Iをイタリアで設立しました。このように現地で特別目的会社を設立することで、当社はそれぞれの市場における特別目的会社の設計に関する専門性を高め、それによりプロジェクト資産の価値を最大化します。
  3. サービス:当社は現在、長期O&M契約を締結済みで稼働済みのプロジェクト3.6GW超と契約済みのプロジェクト2.2GW(稼働開始後は当社がO&Mを提供予定)を管理しています。2026年までに20GWのプロジェクトのO&M契約を締結することを目指しています。

 今後数年間の経営目標は下記の通りです。

グローバル・エネルギー部門の目標2021年
実績
2022年
予測
2023年
予測
2024年
予測
2025年
予測
2026年
予測
年間プロジェクト販売量(GWp)2.12.2-2.32.8-3.33.5-4.04.0-4.54.3-4.8
稼働済みのO&Mプロジェクト(GWp)2.14.27.5111520
保有プロジェクトの正味容量(累積、MWp)※2923606301,0001,1001,300
保有プロジェクトの総容量(累積、MWp)※7481,4002,5803,5004,0005,000

※保有プロジェクトの正味容量は、カナディアン・ソーラー(CSIQ)が部分的に保有する太陽光発電プロジェクトの正味容量を示す。保有プロジェクトの総容量は、CSIQが保有していない株式持ち分を含む、プロジェクトの合計容量を示す。

太陽光発電プロジェクト・パイプライン

 当社のプロジェクト・パイプラインは、2022年9月30日時点で、建設中が1.0GWp、バックログが5.2GWp、初期~中期段階のパイプラインが18.8GWpで、合計25.0GWpでした。プロジェクト・パイプラインの分類を、以下の通り更新しました。

  • バックログ・プロジェクト:バックログ・プロジェクトは、投資リスク期間(状況の急変が起こる可能性がある期間)を過ぎた、今後1~4年間に着工予定の後期段階のプロジェクトです。プロジェクトの投資リスク期日はプロジェクトが建設される国によって異なりますが、プロジェクトが高リスクの開発段階を終えた日と定義されています。通常は、プロジェクトが必要な環境・規制上のすべての許認可を取得済みで、接続契約の締結、FITの確保、電力販売契約(PPA)の締結が完了した後の時点となります。バックログ・プロジェクトの90%超は契約済み(PPAまたはFITの契約を締結済み)で、残りはPPAを締結する可能性がかなり高い状況にあります。
  • 中期段階のパイプライン・プロジェクト:接続契約を締結済み、あるいは締結する可能性が90%超の中期段階のプロジェクトです。
  • 初期段階のパイプライン・プロジェクト:当社が管理する、接続契約の締結手続き中の初期段階のプロジェクトです。

 下表は、2022年9月30日時点のグローバル・エネルギー部門の太陽光発電プロジェクト開発のすべてのパイプラインを示しています。

プロジェクト・パイプラインの合計(2022年9月30日時点)(MWp)※
地域 建設中 バックログ 中期段階の
パイプライン
初期段階の
パイプライン
合計
北米 603 2,125 3,818 6,546
中南米 730※※ 3,211※※ 2,072 608 6,621
欧州・中東・アフリカ(EMEA)地域 21 379 4,067 1,880 6,347
日本 46 156 105 307
アジア太平洋地域(日本と中国を除く) 3 135 1,842 1,980
中国 250 800※※ 2,150 3,200
合計 1,047 5,152 8,399 10,403 25,001
※すべての数字は正味MWp。 ※※建設中のプロジェクト189MWpおよび第三者所有または第三者に販売済みのバックログ・プロジェクト670MWpを含む。

蓄電池を利用したプロジェクト・パイプライン

 グローバル・エネルギー部門では、大規模太陽光発電プロジェクトの開発に加え、「太陽光発電+蓄電池」のハイブリッド・プロジェクトおよび蓄電池単体のプロジェクトの開発を行っています。当社は、開発中のほぼすべての太陽光発電プロジェクトにおいて太陽光発電所に蓄電設備を併設しています。同じ敷地内で同じ連系点を使用することで、開発効率と開発中の資産の価値を大幅に高められると考えています。

 また、蓄電池開発のビジネスモデルとして、当社はコミュニティ・チョイス・アグリゲータ(CCA)、投資家所有の電力事業者、大学、公益事業地区など、様々な電力購入者と複数の蓄電トーリング契約を締結しています。 また、稼働中の太陽光発電プロジェクトに蓄電池を後付けするための開発サービス契約も締結しています。こうしたプロジェクトの多くは、以前当社が開発したものです。

 下表は、2022年9月30日時点のグローバル・エネルギー部門の蓄電池プロジェクト開発のすべてのパイプラインを示しています。

蓄電池プロジェクト開発のバックログおよびパイプライン(2022年9月30日時点)(MWh)
地域 建設中 バックログ 中期段階の
パイプライン
初期段階の
パイプライン
合計
北米 1,400※ 4,776 8,600 14,776
中南米 2,300 1,806 970 5,076
欧州・中東・アフリカ(EMEA)地域 82 2,608 6,000 8,690
日本 19 19
アジア太平洋地域(日本と中国を除く) 20 462 2,320 2,802
中国 300 8,700 9,000
合計 1,420 3,144 9,190 26,609 40,363
※第三者に販売済みの1,120MWhを含む。

稼働中の太陽光発電所および蓄電池プロジェクト

 2022年9月30日時点の当社の稼働中の太陽光発電所は合計508MWpで、当社への正味再販額の総額は推定約5.75億ドルでした。推定再販額は、当社が現在交渉中の販売価格、あるいは同等の資産の売上高に基づいて算出されています。

稼働中の太陽光発電所(MWp)※
中南米 日本 アジア太平洋地域(日本と中国を除く) 中国 合計
277 134 15 82 508
※すべての数値は、当社保有分の正味MWp。総容量は903MWp(第三者に販売済み分を含む)。

業績

 下表は、各期間におけるグローバル・エネルギー部門の事業に関する未監査の業績概要を示しています。

グローバル・エネルギー部門の業績(単位:1,000ドル、%がついている数値を除く)
  四半期 1~9月
  2022
第3四半期
2022
第2四半期
2021
第3四半期
2022
1~9月
2021
1~9月
売上高 100,925 553,984 139,989 747,875 891,665
売上原価 53,366 473,979 78,848 602,475 705,740
売上総利益 47,559 80,005 61,141 145,400 185,925
営業経費 20,512 24,326 30,442 63,685 74,018
営業利益※ 27,047 55,679 30,699 81,715 111,907
売上総利益率 47.1 % 14.4 % 43.7 % 19.4 % 20.9 %
営業利益率 26.8 % 10.1 % 21.9 % 10.9 % 12.6 %
※一部のサービスが当社の2つの事業部門によって共有されているため、営業利益は経営陣による配分・推定値を反映しています。

CSIソーラー部門

太陽電池モジュール

 CSIソーラーは、2022年第3四半期に6.0GWの太陽電池モジュールを70カ国以上に出荷しました。出荷量の上位5カ国は、中国、米国、ブラジル、スペイン、ドイツでした。

 下表は、CSIソーラーの2022年および2023年の生産能力拡張目標を示しています。

太陽電池生産能力(GW/年)※
  2022年9月実績 2022年12月計画 2023年6月計画 2023年12月計画
インゴット 14.4 20.4 20.4 25.0
ウエハー 15.3 20.0 20.0 25.0
セル 17.3 19.8 26.6 35.0
モジュール 31.3 32.2 36.7 50.0
※各時点における年間生産能力。生産能力拡張計画は、市況および資本配分計画に応じて予告なく変更する可能性があります。

蓄電池ソリューション

 CSIソーラーでは、蓄電池ソリューション・チームであるCSI Energy Storageが、バンカブル(融資適格)で包括的な容量・性能保証を含む、競争力のあるターンキーの電力事業向けの統合蓄電池ソリューションを提供しています。これらの保証は、将来的な蓄電池容量の増設を含む長期サービス契約とともに提供され、長期的に安定した収入をもたらします。

 下表は、2022年9月30日時点のCSI Energy Storageのプロジェクト・パイプラインを示しています(長期サービス契約締結済のプロジェクトを含む)。

長期サービス契約契約済/建設中予測パイプライン合計
蓄電池容量(MWh)8612,3724,30417,34524,882

 長期サービス契約プロジェクトは、CSIソーラーが提供する、稼働済みの蓄電池プロジェクトです。複数年の長期サービス契約を締結済みで、継続収益を生み出します。契約済み/建設中のプロジェクトは、今後12〜18ヶ月以内に引き渡し予定です。予測プロジェクトには、今後12カ月以内に契約を締結する確率が75%以上のプロジェクトが含まれており、残りのパイプラインには、独占契約を受領している、あるいは最終選考段階にあるものの、契約を締結する確率が75%未満のプロジェクトが含まれます。

 CSIソーラーは2022年9月に、新たに自社生産の蓄電池製品である「SolBank」を発売しました。SolBankは、最大使用可能容量2.8MWhのリン酸鉄リチウム(LiFePO4)電池をコンテナに収めたもので、大規模プロジェクトに適したシステム設計となっています。SolBankは、液体冷却と湿度制御、アクティブ・バランシング方式のBMS(バッテリー管理システム)技術を用いて設計されており、安全・コンプライアンスに関する最新の国際規格に準拠しています。CSI Energy Storageは、完全に自動化された最先端の生産ラインと試験設備を備えた工場でSolBankを製造しています。

 下表は、CSI Energy Storageの蓄電池生産能力拡張目標を示しています。

蓄電池生産能力(GWh)※ 2022年9月
実績
2022年12月
計画
2023年12月
計画
SolBank 2.5 2.5 10.0
※各時点における年間生産能力。生産能力拡張計画は、市況および資本配分計画に応じて予告なく変更する可能性があります。

業績

 下表は、各期間におけるCSIソーラー部門の事業に関する未監査の業績概要を示しています。

CSIソーラー部門の業績※ (単位:1,000ドル、%がついている数値を除く)
  四半期 1~9月
  2022
第3四半期
2022
第2四半期
2021
第3四半期
2022
1~9月
2021
1~9月
売上高 1,973,163 1,816,410 1,149,215 4,999,567 3,028,325
売上原価 1,632,518 1,526,755 976,212 4,193,438 2,632,376
売上総利益 340,645 289,655 173,003 806,129 395,949
営業経費 243,667 227,262 142,734 614,860 403,376
営業利益(損失) 96,978 62,393 30,269 191,269 (7,427)
売上総利益率 17.3 % 15.9 % 15.1 % 16.1 % 13.1 %
営業利益率 4.9 % 3.4 % 2.6 % 3.8 % -0.2 %
※第三者顧客および当社グローバル・エネルギー部門への販売の効果を含みます。会社間取引の消去に関する情報は、当社英文プレスリリースの財務諸表をご参照ください。一部のサービスが当社の2つの事業部門によって共有されているため、営業利益(損失)は、経営陣による配分・推定値を反映しています。

 下表は、CSIソーラーの売上高の地域別分布を示しています。

CSIソーラーの売上高の地域別分布※(単位:100万ドル、%がついている数値を除く)
  2022
第3四半期
売上高における比率(%) 2022
第2四半期
売上高における比率(%) 2021
第3四半期
売上高における比率(%)
アジア 669 37 587 33 481 44
米州 650 35 742 42 393 36
欧州およびその他 512 28 431 25 215 20
合計 1,831 100 1,760 100 1,089 100
※CSIソーラーからグローバル・エネルギー部門への売上を除く。

財務データ

 下表は、CSIソーラーおよびグローバル・エネルギー部門の事業に関する未監査の財務データ概要を示しています。

Canadian Solar Inc.
未監査連結損益計算書(要約)
(単位:1,000ドル、株式および一株あたりのデータを除く)
  四半期 1~9月
  2022 2022 2021 2022 2021
  第3四半期 第2四半期 第3四半期 1~9月 1~9月
売上高 $ 1,932,479 $ 2,314,186 $ 1,229,450 $ 5,497,014 $ 3,748,450
売上原価 1,569,913 1,943,136 1,000,821 4,582,507 3,140,432
売上総利益 362,566 371,050 228,629 914,507 608,018
営業費用
 販管費 165,751 158,017 101,526 432,613 269,187
 一般管理費 102,192 87,920 83,244 252,922 219,279
 研究開発費 17,885 18,050 13,493 49,215 39,101
 その他営業利益(純額) (11,929) (9,054) (22,727) (40,542) (42,505)
営業費用合計 273,899 254,933 175,536 694,208 485,062
営業利益 88,667 116,117 53,093 220,299 122,956
営業外収益(費用)
 支払利息 (19,060) (19,709) (13,153) (54,071) (42,621)
 受取利息 22,900 4,216 2,253 31,328 8,338
 デリバティブ評価損益(純額) 12,189 (4,869) 9,878 (17,418) 10,300
 為替差損益(純額) 26,884 11,333 (23,533) 66,079 (34,297)
 投資損益 (3,230) 6,984 2,890 (1,770) 9,307
営業外収益(費用)(純額) 39,683 (2,045) (21,665) 24,148 (48,973)
税引前利益
および非連結投資先の投資利益
128,350 114,072 31,428 244,447 73,983
法人税費用の戻し入れ(法人税費用) (28,955) (27,731) 2,879 (51,503) (9,328)
非連結投資先の投資利益 2,847 2,214 3,821 6,787 5,609
純利益 102,242 88,555 38,128 199,731 70,264
差し引き: 非支配持分に帰属する純利益 23,777 14,093 2,884 37,597 980
カナディアン・ソーラーに帰属する純利益 $ 78,465 $ 74,462 $ 35,244 $ 162,134 $ 69,284
1株あたりの純利益(基本) $ 1.22 $ 1.16 $ 0.56 $ 2.52 $ 1.14
1株あたりの純利益(基本)の算出に
使用した株式数
64,494,260 64,262,556 62,794,480 64,263,616 60,989,038
1株あたりの純利益(希薄化後) $ 1.12 $ 1.07 $ 0.52 $ 2.33 $ 1.07
1株あたりの純利益(希薄化後)の算出に
使用した株式数
71,402,769 71,103,568 69,857,925 71,137,128 68,333,493

 

Canadian Solar Inc.
未監査連結包括損益計算書(要約)
(単位:1,000ドル)
  四半期 1~9月
  2022 2022 2021 2022 2021
  第3四半期 第2四半期 第3四半期 1~9月 1~9月
純利益 $ 102,242 $ 88,555 $ 38,128 $ 199,731 $ 70,264
その他の包括損益(税引き後ゼロ)
為替換算調整 (104,581) (126,367) (26,236) (223,437) (48,309)
売却可能な債券の公正価値の変動による利益 369 229 598
デリバティブの公正価値の変動による利益 332 160 682
非連結投資先のデリバティブの公正価値の
変動による利益分配金
2,255 2,255
包括損益 617 (37,423) 11,892 (20,171) 21,955
差し引き:非支配持分に帰属する包括損益 6,547 (3,960) (1,053) 3,714 (7,985)
カナディアン・ソーラーに帰属する包括損益 $ (5,930) $ (33,463) $ 12,945 $ (23,885) $ 29,940
Canadian Solar Inc.
未監査連結貸借対照表(要約)(単位:1,000ドル)
  2022 2021
  9月30日 12月31日
資産    
流動資産    
 現金および現金同等物 $ 1,082,567 $ 869,831
 拘束預金 865,174 560,633
 売掛金(純額) 955,762 651,372
 売掛金(未請求) 5,675 37,244
 関係会社買付金 109,679 73,042
 棚卸資産 1,603,627 1,192,374
 回収可能な付加価値税 122,060 125,882
 前払金 358,906 225,879
 デリバティブ資産 19,407 7,286
 プロジェクト資産 332,333 594,107
 前払費用とその他の流動資産 297,630 434,177
流動資産合計 5,752,820 4,771,827
拘束預金 6,824 3,818
有形固定資産(純額) 1,517,118 1,401,877
太陽光発電システム(純額) 100,652 108,263
繰延税金資産(純額) 232,299 236,503
前払金 34,278 34,239
土地使用権前払金 64,816 71,011
関係会社出資金 107,368 98,819
無形固定資産(純額) 14,843 18,992
プロジェクト資産 578,571 433,254
使用権資産 28,143 35,286
関係会社貸付金 32,293
その他の固定資産 191,441 174,453
資産合計 $  8,661,466 $  7,388,342

 

Canadian Solar Inc.
未監査連結貸借対照表(要約)(続き)
(単位:1,000ドル)
  2022 2021
  9月30日 12月31日
流動負債:
 短期借入金 $ 1,228,509 $ 1,271,215
 プロジェクト資産に関する長期借入金(流動) 198,785 321,655
 買掛金 914,631 502,995
 短期支払手形 1,357,490 881,184
 関係会社買付金 375 143
 その他買掛金 765,412 667,854
 前受金 245,507 135,512
 デリバティブ負債 9,692 2,622
 オペレーティングリース債務 8,904 12,185
 その他の流動負債 200,596 242,783
流動負債合計 4,929,901 4,038,148
製品保証引当金 64,175 45,146
長期借入金 941,844 523,634
転換社債 225,623 224,675
偶発税金債務 7,939 7,448
繰延税金負債 44,059 48,150
偶発損失見越計上 3,026 15,148
オペレーティングリース債務 19,364 23,215
金融負債 5,634 53,641
その他の固定負債 303,386 282,699
負債合計 6,544,951 5,261,904
純資産:    
 普通株式 835,543 835,543
 資本剰余金 (11,709) (19,428)
 利益剰余金 1,197,686 1,035,552
その他の包括損失累計額 (236,603) (50,584)
カナディアン・ソーラーの株主資本合計 1,784,917 1,801,083
子会社への非支配株主持分 331,598 325,355
純資産合計 2,116,515 2,126,438
負債・純資産合計 $ 8,661,466 $ 7,388,342

※本文は、2022年11月22日(火)に発表されたカナディアン・ソーラー2022年第3四半期の業績発表プレスリリースの一部を和訳したものです。原文英文は、 こちらをご覧ください。

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