カナディアン・ソーラー・プロジェクト株式会社

ニュースリリース

2023年1月11日news

カナディアン・ソーラー子会社のCSI Energy StorageがPulse Clean Energy社と550MWhの蓄電池供給契約を締結

新たな契約により、Pulse Clean Energy社とCSI Energy Storageの複数年の提携関係が拡大します

 Canadian Solar Inc.(本社:カナダ・オンタリオ州、CEO:ショーン・クー、NASDAQ:CSIQ、以下「カナディアン・ソーラー」)は、2023年1月4日(水)に、過半数株式を保有する子会社であるCSIソーラー株式会社(「CSIソーラー」)の一部であるCSI Energy Storageが、Pulse Clean Energy社(以下「Pulse社」)に蓄電池供給企業として選定されたことを発表しました。最大550MWhの蓄電池製品「SolBank」が英国の各種プロジェクトに使用される予定です。

 供給契約の対象となる合計550MWhの蓄電池プロジェクトでは、CSI Energy Storageが大規模プロジェクト向けに設計・製造した独自の蓄電池ソリューションであるSolBankが使用されます。契約に基づき、CSI Energy Storageは、長期の製品保証と性能保証に加え、製品の試運転サービスも提供します。

 この新たな契約により、CSI Energy StorageとPulse社との関係が拡大します。2022年5月、Pulse社は合計100MWhとなる4件のプロジェクトのEPC(設計・調達・建設)サービスの提供企業としてCSI Energy Storageを選定したことを発表しました。またこの契約には、設備のO&M(運用・保守)に関する10年間の長期サービス契約(LTSA)も含まれていました。

 Pulse Clean Energy社の最高執行責任者(COO)のトレバー・ウィルス氏は次のようにコメントしています。「今回の大口発注は、当社のプロジェクトパイプラインの実行可能性と、英国において近い将来に1GW以上の設置容量を達成し、エネルギー安全保障を強化するという取り組みを明確に示すものです。当社が設置する蓄電池システム1MWごとに、各地で風力や太陽光による発電電力を、効率的かつ確実に英国のお客様に提供できるようになります。このような形で、当社は今後も脱炭素化と再生可能エネルギーの統合に重点的に取り組んでまいります」

 Pulse社は、英国全土で2,000MWhを超える系統用蓄電池プロジェクトのパイプライン開発とエネルギーの最適化に取り組んできました。CSI Energy StorageのSolBankは、英国内各地で電力系統の容量の需要に対応するために設置されるもので、今後さらに多くの場所に設置される予定です。

 2022年9月、CSI Energy Storageは、独自に設計・製造した蓄電池ソリューション「SolBank」を発売しました。同時に、CSI Energy Storageは2023年末までに蓄電池生産能力を従来の2.5GWhから10GWhに拡張することも発表しました。

 カナディアン・ソーラーの会長兼CEOであるショーン・クー博士は、次のようにコメントしています。「ディーゼルから蓄電池へと転換するプロジェクトのパイプラインの実施を拡大し、さらにその先を目指しているPulse Clean Energy社との関係を強化できることを大変嬉しく思います。Pulse社のプロジェクトは、英国におけるエネルギー転換を促進すると同時に、環境面でも大きな利益をもたらすことが期待されています。当社は、プロジェクトパイプラインを継続的に拡大しているPulse社のお手伝いができることを楽しみにしています」

 CSI Energy Storageは、これまでに米国、カナダ、英国、中国で2.4GWh以上の蓄電池ソリューションを展開してきました。2022年9月30日時点で、CSI Energy Storageの総パイプラインは約25GWhに達しています。安定した生産体制とSolBankをはじめとする最先端製品によって実現した、エンドツーエンドの蓄電池ソリューションとサービスを提供しています。

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