カナディアン・ソーラー・プロジェクト株式会社

ニュースリリース

2023年7月14日news

カナディアン・ソーラー子会社のリカレント社、Santander CIBから1億5,000万ユーロの新たな複数通貨融資枠を確保し、成長とIPP事業への移行に向けて活用

 Canadian Solar Inc.(本社:カナダ・オンタリオ州、CEO:ショーン・クー、NASDAQ:CSIQ、以下「カナディアン・ソーラー」)は、2023年6月26日、世界でプロジェクト開発および電力サービスを提供する完全子会社であるリカレント社(Recurrent Energy)が、Santander Corporate & Investment Banking(Santander CIB)から1億5,000万ユーロの複数通貨融資枠(マルチカレンシー・ファシリティ)を確保したことを発表しました。この融資枠は、リカレント社の成長と、一部の市場でより大きな資産所有権を維持するための戦略支援に向けて活用されます。リカレント社は、世界最大級かつ最も地理的に多様な電力事業用太陽光発電プロジェクトおよび蓄電池プロジェクトのプラットフォームの1つであり、現在、5大陸・29カ国で9GWの太陽光発電所および3GWhの蓄電所の稼働実績があります。

 今回の取引は、リカレント社とSantander CIBの間での過去3年間で4番目の法人融資枠であり、リカレント社の事業に対するSantanderの融資確約と継続的な支援を示しています。新たな融資枠は、3,000万ユーロと2,000万ドルのタームローン、および1億1,050万ドルのリボルビング・クレジット・ファシリティで構成され、合計融資期間は3年間です。この構成により、リカレント社は成長計画を実行し、北米と欧州の中核市場で開発・所有モデルへの移行を加速するための大きな柔軟性を持てるようになり、低リスク市場で開発されるプロジェクトの価値を最大限に引き出します。

 カナディアン・ソーラーの会長兼CEOであるショーン・クー博士は、次のようにコメントしています。「リカレント社は、中核事業であるIPP(独立系発電事業者)事業の収益基盤と予測可能で安定したキャッシュフローを拡大させることで、太陽光発電と蓄電池の導入を大幅に加速しています。当社の成功は地域社会の価値向上に真摯に取り組むことにより実現します。そのため、当社は引き続き地域社会との長期的なパートナーシップを醸成し、持続的なプラスの影響を生み出してまいります」

 ショーン・クー博士は続けます。「Santander CIBとのパートナーシップを強化することで、リカレント社は開発、資金調達、建設、運用にわたる専門性を活用し続け、クリーンエネルギー・プラットフォームをさらに成長させることができます」

 2023年第1四半期時点で、リカレント社は世界で太陽光発電プロジェクト・パイプライン25GWp(うち14GWpは系統連系の認可取得済み)と蓄電池プロジェクト・パイプライン47GWh(うち12GWhが系統連系の認可取得済み)を保有しています。パイプラインの大部分は新規開発案件です。

Santander Corporate & Investment Banking(Santander CIB)について

Santander CIBは、法人・機関投資家をサポートするサンタンデール銀行のグローバル部門であり、その複雑さと精巧さ、社会の進歩に貢献する責任ある銀行業の基準に適したカスタマイズ・サービスと付加価値のあるホールセール商品を提供しています。

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