ニュースリリース
2023年8月24日
Canadian Solar Inc.（本社：カナダ・オンタリオ州、CEO：ショーン・クー、NASDAQ：CSIQ、以下「カナディアン・ソーラー」という）とEDF Renewables North America社は、2023年8月9日、テキサス州メスキートにあるカナディアン・ソーラーの新工場で生産される予定の高効率N型TOPCon太陽電池モジュールを最大7GW供給するための複数年のモジュール供給契約を締結したことを発表しました。
この契約に基づき、当社は、2024年から2030年にかけて米国におけるEDF Renewables社のプロジェクト・パイプライン向けに、最新の高効率N型TOPCon（トンネル酸化膜パッシベーションコンタクト）太陽電池モジュールを供給します。TOPConモジュールは、お客様に最高の投資収益率を提供するという当社の使命を確固たるものにします。TOPConモジュールは、高変換効率（最大22.5%）、低温度係数（-0.30%/℃）、LID（光誘起劣化）が少なく出力低下が抑えられる、さらに単結晶PERCモジュールより優れた両面発電性能を誇っており、これらの特徴すべてが発電量の増加につながります。
2023年7月、当社はテキサス州メスキートにある最先端の太陽電池モジュール工場に2.5億ドル以上を投資すると発表しました。完成後の工場の年間生産能力は5GWとなる見込みで、約1,500人の熟練労働者の雇用を創出する予定です。生産開始は2023年第4四半期を予定しています。
EDF Renewables North America社の社長兼CEOであるトリスタン・グリムバート氏は、次のようにコメントしています。「今回のモジュール供給契約は、国内調達に対する当社のコミットメントを示すものであり、EDF Renewablesにとって極めて重要なステップです。契約により、弊社の堅実な太陽光発電プロジェクト・パイプラインを建設するにあたり、重要なマイルストーンを期日までに達成し、スケジュール通りに進めることが可能となります。当社は、米国のインフレ抑制法（IRA）のガイドラインに沿った「米国製」太陽電池モジュールを利用した太陽光発電プロジェクトを開発・建設できることに大きな期待を寄せています。この重要なコミットメントにより、貿易の不確実性やサプライチェーンの変動に関連するリスクを最小限に抑える当社の能力が強化され、最終的にはプロジェクトの成功につながります」
グリムバート氏は続けます。「本日の契約締結は、2019年から続く両社の提携関係を強化するとともに、カナディアン・ソーラーへの当社の信頼を示すものです。これは、電力系統を脱炭素化するために持続可能なエネルギー・ソリューションを推進するという、両社で共有しているコミットメントの証です」
カナディアン・ソーラーの会長兼CEOであるショーン・クー博士は、次のようにコメントしています。「今回の契約は、米国とブラジルにおける両社の世界レベルでの強力な関係と長きにわたる協業の証です。EDF Renewables North America社と協力して、インフレ抑制法（IRA）を背景に、米国製の太陽電池モジュールを動力源とするクリーンで信頼性の高い太陽光発電電力を米国市場に安定的に供給できることを嬉しく思います。協力関係を深め、投資を拡大することで、これまで以上にグローバル、持続可能で回復力のあるクリーンエネルギー・サプライチェーンに貢献することを楽しみにしています」
EDF Renewables North America社について
EDF Renewables North America社は、再生可能エネルギーに関する35年の専門性を持つ、市場をリードする独立系発電事業者（IPP）およびサービスプロバイダーです。次のサービスを提供しています。
EDF Renewablesの北米ポートフォリオは、開発済みプロジェクト16GWとサービス契約済みのプロジェクト13GWで構成されています。EDF Renewables North America社は、EDFグループの再生可能エネルギーを専業とする関連会社EDF Renewables社の子会社です。詳細については、www.edf-re.comをご参照ください。