カナディアン・ソーラー・プロジェクト株式会社

ニュースリリース

2023年8月30日news

リカレント社がアリゾナ・パブリック・サービス社と1,200MWhの蓄電池トーリング契約を締結

パパゴ蓄電池プロジェクトは米・アリゾナ州最大の独立型蓄電池プロジェクトになる予定です

 Canadian Solar Inc.(本社:カナダ・オンタリオ州、CEO:ショーン・クー、NASDAQ:CSIQ、以下「カナディアン・ソーラー」という)は、2023年8月16日、世界でプロジェクト開発および電力サービスを提供する完全子会社であるリカレント社(Recurrent Energy)が、アリゾナ・パブリック・サービス社(APS社)と、米・アリゾナ州マリコパ郡で開発中の1,200MWhの蓄電池プロジェクトであるパパゴ蓄電池プロジェクトについて、20年のトーリング契約(※)を締結したことを発表しました。パパゴ蓄電池プロジェクトは2024年第3四半期に着工、2025年第2四半期に商業運転を開始する予定です。運転を開始すると、このプロジェクトはアリゾナ州最大の独立型蓄電池プロジェクトになります。

 アリゾナ州をはじめ全米各州が記録的な電力需要に直面する中で、パパゴ蓄電池プロジェクトのトーリング契約が締結されました。このプロジェクトが提供する蓄電池容量は、アリゾナ州で増加している太陽光発電容量を補完し、急増する電力需要へのアリゾナ州の対応の一助となります。

 リカレント社は、世界最大級かつ最も地理的に多様な電力事業用太陽光発電プロジェクトおよび蓄電池プロジェクトのプラットフォームのひとつです。これまでに六大陸で9GWの太陽光発電所および3GWhの蓄電所の稼働実績があります。リカレント社は2022年に米国で2GWhの蓄電池プロジェクトを稼働させ、米国で最大級の蓄電池プロジェクト開発事業者になりました。

 カナディアン・ソーラーの会長兼CEOであるショーン・クー博士は、次のようにコメントしています。「パパゴ蓄電池プロジェクトという画期的なプロジェクトにより、アリゾナ州の皆様へより多くの再生可能エネルギーを毎日お届けすることができるようになります。リカレント社は、アリゾナ・パブリック・サービス社(APS社)が、130万人のお客様からの、手頃な価格で信頼性の高い蓄電池へのニーズの高まりにお応えするため、厳格な競争に基づく調達プロセスを通じてパパゴ蓄電池プロジェクトを選んでくださったことを嬉しく思っています。APS社や、それぞれのサービス地域において記録的な量の蓄電池を設置している他の電力会社各社とのパートナーシップを発展させることを楽しみにしています」

 リカレント社は2016年にパパゴ蓄電池プロジェクトの開発を開始しました。完成後は、保有資産の拡大という目的に沿って、リカレント社がパパゴ蓄電池プロジェクトを所有・運用します。プロジェクトが稼働すると、約244,000世帯の電力需要に相当する電力を毎日4時間分蓄え、給電を指示できるようになります。

 APS社は、アリゾナ州で最大かつ最も古くからサービスを提供している電力会社です。アリゾナ州の15郡のうち、11の郡で130万以上の法人・個人のお客様にサービスを提供しています。APS社は、2050年までに100%クリーンでカーボンフリーの電力をお客様に提供することを約束しています。

 パパゴ蓄電池プロジェクトのトーリング契約の締結は、APS社が2022年5月に実施した、すべてのエネルギー源を対象としたRFP(提案依頼書)の結果、決定されたものです。APS社は、最大800MWの再生可能エネルギーを含む、1~1.5GWのエネルギー源を必要としていました。※独立系発電事業者が売電先と締結する電力売買契約の一種であり、売電先が発電に必要な費用支払の義務を負っている契約。

※独立系発電事業者が売電先と締結する電力売買契約の一種であり、売電先が発電に必要な費用支払の義務を負っている契約。

<< ニュースリリース一覧に戻る