カナディアン・ソーラー・プロジェクト株式会社

ニュースリリース

2023年9月11日news

カナディアン・ソーラー子会社のリカレント社が米・オクラホマ州の160MW太陽光発電プロジェクトに対する1.12億ドルのプロジェクトファイナンスを完了したことを顧客であるオクラホマ市電力局が発表

 Canadian Solar Inc.(本社:カナダ・オンタリオ州、CEO:ショーン・クー、NASDAQ:CSIQ、以下「カナディアン・ソーラー」)は、2023年8月31日、世界でプロジェクト開発および電力サービスを提供する完全子会社であるリカレント社(Recurrent Energy)が、米・オクラホマ州オクラホマシティの南西100マイル(約160km)に位置する160MW(120MWac)のノースフォークソーラー・プロジェクトについて、1.12億ドルのプロジェクトファイナンスを確保したことを発表しました。Nord/LBがコーディネーティング・リードアレンジャーおよびジョイント・リードアレンジャーを、Rabobankがジョイント・リードアレンジャーを務めました。このプロジェクトは2024年に運転を開始する予定です。

 オクラホマ市電力局(OMPA)は、オクラホマ州の42の自治体所有の電力系統にサービスを提供しています。15年間の電力購入契約(PPA)に基づいて、ノースフォークソーラー・プロジェクトの発電電力を全量購入する予定です。OMPAとリカレント社とのPPAは、OMPAにとって初めての太陽光発電電力の取引です。OMPAは、151MWのオクラホマ風力発電プロジェクトをはじめとする各種電源から電力を調達しています。

 OMPAゼネラルマネージャーのデビッド・オズバーン氏は次のようにコメントしています。「OMPAは、ノースフォークソーラー・プロジェクトをエネルギー資源のポートフォリオに加えることを大変嬉しく思っています。これにより、継続的にエネルギー・ミックスが多様化し、炭素を排出しない電源の量が増えるため、OMPAに加盟する都市にとっても有益なものとなります」

 ノースフォークソーラー・プロジェクトは、リカレント社にとってオクラホマ州での最初のプロジェクトであり、米国中部15州でサービスを提供する基幹系統・卸電力市場事業者であるサウスウエスト・パワー・プール(SPP)社のサービス地域においても最初のプロジェクトです。現在、SPP社のエネルギー・ミックスにおける太陽光発電の比率は1%未満です。

 Nord/LBのマネージングディレクターであるソンドラ・マルティネス氏は、次のようにコメントしています。「当社は、コーディネーティング・リード・アレンジャーとして、新たなプロジェクトファイナンスでリカレント社をサポートできることを嬉しく思います。当社チームは、リカレント社のチームとの長年の関係を大切にし、ともに進化する市場に適応し、革新し続けています。ノースフォークソーラー・プロジェクトも例外ではなく、SPP社の市場内で当社のポートフォリオをさらに多様化しています。特にリカレント社が野心的なエネルギー転換パイプラインを実現していく中で、リカレント社との長年にわたるパートナーシップが継続していくことを楽しみにしています」

 リカレント社は、ノースフォークソーラー・プロジェクトのEPCパートナーとしてBlattner Energy社を選びました。このプロジェクトは、完成後には35,000世帯の電力需要を賄うのに十分な電力を生成する見込みです。

 リカレント社は、2018年にノースフォークソーラー・プロジェクトの開発を開始しました。プロジェクト完成後は、運用資産ポートフォリオ内の再生可能エネルギープロジェクトの数を増やすというコミットメントの一環として、リカレント社は電力サービス事業を通じてプロジェクトを所有・運営します。

 リカレント社CEOのイスマエル・ゲレロは、次のようにコメントしています。「当社が多様なプロジェクト・パイプラインへの投資を増やし、プロジェクトの所有権を拡大する中で、信頼できるパートナーであるNord/LBおよびRabobankとともに、オクラホマ州のノースフォークソーラー・プロジェクトに対するプロジェクトファイナンスの完了を発表できることを嬉しく思います。オクラホマ州はかねてより風力資源が豊富なことで知られていますが、オクラホマ市電力局(OMPA)のお客様は、今後はその風力発電を補完するものとして低コストの太陽光発電の恩恵を受けることが可能になります」

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