カナディアン・ソーラー・プロジェクト株式会社

ニュースリリース

2023年12月14日news

カナディアン・ソーラー傘下のe-STORAGEが英国最大の蓄電池プロジェクトに1,170MWh(DC)の蓄電池ソリューションを供給へ

 Canadian Solar Inc.(本社:カナダ・オンタリオ州、CEO:ショーン・クー、NASDAQ:CSIQ、以下「カナディアン・ソーラー」)は、2023年12月7日、過半数株式を保有する子会社であるCSIソーラー株式会社(「CSIソーラー」)傘下のe-STORAGEが、英国スコットランドのコールバーン1プロジェクト向けに、コペンハーゲン・インフラストラクチャー・パートナーズ社のフラッグシップ・ファンドと500MW/1,170MWh(DC)の蓄電池ソリューションの供給・設置契約を締結したことを発表しました。コールバーン1プロジェクトは、英国最大の蓄電池プロジェクトとなる見込みで、2025年第1四半期までに設置される予定です。

 コールバーン1蓄電池プロジェクトは、e-STORAGEの最先端の蓄電池技術を使用して、再生可能エネルギーの発電電力を貯蔵し、電力消費のピーク時に放電することで、英国の電力系統運用者であるNational Gridの送電網の安定化に貢献します。スコットランドの炭鉱跡地に位置するこのプロジェクトは、炭素排出量の削減、大気質の向上、世界的な気候変動との戦いへの貢献において、重要な役割を果たします。このプロジェクトにより、今後14年間で約160万トンの二酸化炭素排出が削減される見込みです。

 e-STORAGEのコリン・パーキン社長は、次のようにコメントしています。「コペンハーゲン・インフラストラクチャー・パートナーズ社のフラッグシップ・ファンドと協力して、英国最大の蓄電池プロジェクトを実施できることを光栄に思います。このプロジェクトを含め、e-STORAGEは英国市場だけで約2GWh(DC)の蓄電池を供給する予定です。当社は、消費者のエネルギーコスト削減のお手伝いをしながら、再生可能エネルギーの効率的な供給、将来の気候変動に対するレジリエンス(強靱性)の向上に向けた英国の取り組みを支援できることを嬉しく思います」

 e-STORAGEは、独自技術である「SolBank」蓄電池システムを供給し、プロジェクトの完全な統合、試運転、および長期的な運用サービスを提供します。SolBankは、産業用に設計された自社製造の蓄電池です。リン酸鉄リチウム(LFP)電池技術に基づいた、安全性と効率に重点を置いた設計です。LFP電池セル、高効率液体冷却システム、マルチレベル火災安全管理システムが組み込まれています。また、最先端の監視および制御システムも含まれています。さらに、アクティブ・セル・バランシング・システムを搭載することで、安全な稼働と最適なシステム効率、そして全体的なパフォーマンスが保証されます。

コペンハーゲン・インフラストラクチャー・パートナーズ社について

2012年設立のコペンハーゲン・インフラストラクチャー・パートナーズP/S(CIP)社は、現在、再生可能エネルギーのグリーンフィールド投資に特化した世界最大のファンドマネジメント企業であり、洋上風力発電の世界大手企業です。CIPが運用するファンドは、風力発電(洋上・陸上)、太陽光発電、バイオマスおよび廃棄物エネルギー事業、送配電、供給予備力、蓄電、先端バイオエネルギー、およびPower-to-X(再生可能エネルギー由来の電力[Power]で水を電気分解し、製造された水素を化石燃料や原料等[X]の代替のために活用 する技術)への投資に焦点を当てています。CIPは11件のファンドを運用しており、これまでに150以上の国際的な機関投資家からエネルギーおよび関連インフラへの投資に向けて約260億ユーロを調達しています。CIPは、世界全体で約400人の従業員を擁し、12カ所のオフィスを持っています。詳細については、http://www.cip.com をご参照ください。

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