カナディアン・ソーラー・プロジェクト株式会社

ニュースリリース

2026年9月14日news

2026年第2四半期の業績発表

 Canadian Solar Inc.(本社:カナダ・オンタリオ州キッチェナー、NASDAQ:CSIQ、以下「カナディアン・ソーラー」)は、2026年第2四半期(2026年4月1日~6月30日)の業績を発表しました。

2026年第2四半期のハイライト

  • エネルギー貯蔵システムの出荷量は3.7GWhで、目標レンジ(2.8~3.2GWh)を上回りました。
  • 売上高は12億ドルで、目標レンジ(10億~12億ドル)の上限を達成しました。
  • 売上総利益率は13.9%で、目標レンジ(13~15%)の範囲内となりました。
  • 米国インディアナ州ジェファーソンビルにある主力HJT太陽電池セル工場のフェーズIを正式に開所しました。
  • 2026年6月1日に2025年サステナビリティ・レポートを発行し、グローバルな報告基準に沿った新たなマイルストーンや情報開示の更新内容を公表しました。

2026年第2四半期の業績

 2026年第2四半期に売上高として計上された太陽電池モジュール総出荷量は、前四半期比25%増、前年同期比60%減の3.1GWでした。

 2026年第2四半期に売上高として計上された蓄電池エネルギー貯蔵システム(BESS)の総出荷量は、前四半期比82%増、前年同期比73%増の3.7GWhでした。このうち471MWhは現在進行中の自社プロジェクト向けに出荷されており、関連する売上高は今後の四半期に計上される予定です。

 2026年第2四半期の売上高は、前四半期比12%増、前年同期比29%減の12億ドルでした。前四半期比での増加は、太陽電池モジュールおよび蓄電池エネルギー貯蔵ソリューションの売上増加によるもので、プロジェクト売却による売上高の減少が一部相殺しました。前年同期比での減少は、太陽電池モジュールおよびプロジェクト売却による売上高の減少によるものです。

 売上総利益は1.68億ドルで、2026年第1四半期の2.71億ドル、2025年第2四半期の5.05億ドルから減少しました。売上総利益率は13.9%で、2026年第1四半期の25.1%、2025年第2四半期の29.8%から低下しました。前四半期比および前年同期比で売上総利益率が低下した主な要因は、前四半期に計上された米国の国際緊急経済権限法(IEEPA)に基づく関税還付益がなくなったこと、および2025年第2四半期に米国プロジェクトのセール・タイプ・リースに伴う未実現利益の戻入れが計上されたことによるものです。

 営業費用は2.40億ドルで、2026年第1四半期の1.98億ドルから増加し、2025年第2四半期の3.78億ドルから減少しました。前四半期比での増加は、立ち上げ費用および物流費の増加によるものです。前年同期比での減少は、主に一部の太陽光発電・蓄電池資産および製造資産に関連する減損損失の減少によるものです。営業費用は売上高の19.8%を占め、2026年第1四半期の18.4%、2025年第2四半期の22.3%でした。

 2026年第2四半期の米国一般会計原則(GAAP)に基づくカナディアン・ソーラーに帰属する純損失は7,700万ドル、1株当たり損失は1.40ドルでした(2026年第1四半期:純損失3,200万ドル、1株当たり損失0.71ドル。2025年第2四半期:純利益700万ドル、1株当たり損失0.08ドル)。希薄化後1株当たり純利益(損失)には、該当する場合、転換社債の希薄化効果およびリカレント社の償還可能優先株式の配当が含まれています。

 2026年第2四半期に営業活動を通じて流出したキャッシュは1.81億ドルでした。これは運転資本の変動によるものです(2026年第1四半期:営業活動を通じて流出したキャッシュ2.09億ドル、2025年第2四半期:営業活動を通じて流入したキャッシュ1.89億ドル)。

 2026年6月30日時点の負債総額(融資負債を含む)は71億ドルで、その内訳はリカレント社41億ドル、製造部門25億ドル、転換社債4億ドルでした。負債総額は2026年3月31日時点の68億ドルから増加しました。主な要因は、米国におけるリカレント社の太陽光発電および蓄電池プロジェクトの建設に伴うノンリコースローンの新規借入によるものです。2026年6月30日時点におけるリカレント社のノンリコースローン総額は26億ドルでした。

事業部門

 カナディアン・ソーラーの事業は、以下の2つの事業部門で構成されています。

  • 製造部門:米国市場向けに太陽電池製品、蓄電池製品およびその他の電力技術製品の製造・販売に注力するCS PowerTechと、米国以外のすべての世界市場を対象とするCSI Solarから構成されています。
  • リカレント社:太陽光発電プロジェクトおよび蓄電池プロジェクトの開発、資産売却、電力サービス、運用ポートフォリオからの売電収入に重点を置いています。

製造部門

太陽電池モジュールおよび太陽光発電システム・キット

 当社は、2026年第2四半期に3.1GWの太陽電池モジュールおよび太陽光発電システム・キットを70以上の国・地域に出荷しました。

 当社は、量的拡大を重視した成長から高付加価値の創出への転換を図っています。これに伴い、今後は世界全体の総生産能力を情報開示するのではなく、戦略市場に関する情報開示に焦点を当てる方針です。

 米国では、テキサス州メスキートにおいて5GWp/年の太陽電池モジュール工場を運営しており、現在、名目生産能力を10GWp/年へ拡張中で、2026年下期の完成を予定しています。

 また、主力工場であるインディアナ州ジェファーソンビルの最先端ヘテロ接合(HJT)太陽電池セル工場の整備も引き続き進めています。お客様からの旺盛な需要を受けて、生産能力を6GWp/年超へ拡張中で、2026年内に追加の生産ラインの設置および立ち上げを進めています。

  • フェーズI:2026年7月に開所式を開催しました。フェーズIの名目生産能力は2.1GWp/年で、米国初の商業規模HJT太陽電池セル工場となります。
  • フェーズII:2027年第1四半期に試験生産を開始する見込みです。この拡張により4.2GWp/年の生産能力が追加され、米国における当社の太陽電池セル名目生産能力は合計6.3GWp/年となる見込みです。

e-STORAGE:蓄電池ソリューション

 2026年6月30日時点で、長期サービス契約を含むe-STORAGEの契約済みバックログは35億ドルでした。これらの受注契約は、お客様による購入確約に基づくものであり、複数年にわたる収益見通しの向上に寄与します。

リカレント社

 2026年6月30日時点で、リカレント社は世界に合計約22GWpの太陽光発電プロジェクト開発パイプラインと84GWhの蓄電池プロジェクト開発パイプラインを保有していました。

 リカレント社のビジネスモデルは、以下の主要3分野から構成されています。

  • 運用ポートフォリオからの売電収入:成長市場において、安定した多様なキャッシュフローを推進します。
  • 資産の売却:運用資産および開発段階のプロジェクトを選択的に売却し、キャッシュフローや負債水準を管理するとともに、運用ポートフォリオの成長資金を確保します。
  • 電力サービス(O&M):長期O&M契約(現在、契約済みプロジェクト:15GW)を通じて、安定的かつ長期的な継続収益の拡大を図るとともに、プロジェクト開発プラットフォームとの相乗効果を創出します。

太陽光発電プロジェクト開発パイプライン

 当社の太陽光発電プロジェクト開発パイプラインは、2026年6月30日時点で、建設中が1.7GWp、バックログが2.2GWp、初期~中期開発段階のプロジェクトが17.7GWpで、合計21.7GWpでした。プロジェクト・パイプラインの分類は次の通りです。

  • バックログ・プロジェクト:投資リスク期間を過ぎた、今後1~4年間に着工予定の後期段階のプロジェクトです。プロジェクトの投資リスク期日はプロジェクトが建設される国によって異なりますが、プロジェクトが高リスクの開発段階を終えた日と定義されています。通常は、プロジェクトが必要な環境・規制上のすべての許認可を取得済みで、接続契約およびオフテイク契約(固定価格買取制度(FIT)や電力購入契約(PPA)など)の締結が完了した後の時点となります。バックログ・プロジェクトの大部分は契約済み(PPAまたはFITの契約を締結済み)で、残りはPPAを締結する可能性がかなり高い状況にあります。
  • 中期段階のパイプライン・プロジェクト:接続契約を締結済み、あるいは接続契約を締結する可能性が高いと当社が判断している中期段階のプロジェクトです。
  • 初期段階のパイプライン・プロジェクト:当社が管理する、接続契約の締結手続き中の初期段階のプロジェクトです。

 当社のプロジェクト開発パイプラインの規模は、現在の開発活動の規模を示す指標となりますが、将来保有する発電・蓄電資産、売上高の成長、業績を予測するものではありません。当社は、開発のさまざまな段階にあるプロジェクトを売却、譲渡、その他の方法で収益化することを選択する場合があり、その結果、すべてのパイプライン・プロジェクトが長期的な保有資産に貢献するとは限りません。パイプライン・プロジェクトの開発には、本質的に不確実性があります。

 パイプライン・プロジェクトが適時に完了しなかった場合、期待した効果が期待された範囲で実現できず、当社の事業、業績や財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。さらに、当社の将来の業績および決算に関するガイダンス(目標レンジ)および予測は、建設中またはバックログにある一部の太陽光発電プロジェクトおよび蓄電池プロジェクトの完成を前提としています。建設中またはバックログにあるプロジェクトを適切に実行できない場合、ガイダンス(目標レンジ)を達成できない可能性があり、普通株式の市場価格、事業、業績や財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。

 下表は、2026年6月30日時点の当社の太陽光発電プロジェクト開発のすべてのパイプラインを示しています。

太陽光発電プロジェクト開発パイプライン(2026年6月30日時点)(MWp※)

地域建設中バックログ中期開発段階初期開発段階合計
北米5582262934,5735,650
欧州・中東・アフリカ(EMEA)地域6741,4381,0123,1696,293
中南米4883525,9066,746
アジア太平洋地域492565721,8582,978
合計1,7242,2082,22915,50621,667

※すべての数字はグロスMWp。
※総プロジェクト・パイプラインは、当社が保有するプロジェクトのグロスMWpを示しており、第三者に一部売却済みのバックログ392MWpを含みます。

蓄電池プロジェクト開発パイプライン

 当社の蓄電池プロジェクト開発パイプラインは、2026年6月30日時点で、建設中が600MWh、バックログが4.4GWh、初期~中期開発段階のプロジェクトが79.1GWhで、合計84.1GWhでした。プロジェクト・パイプラインには、長期的に保有・運用する可能性のあるプロジェクトと、第三者に売却する可能性のあるプロジェクトが含まれています。

 下表は、2026年6月30日時点の当社の蓄電池プロジェクト開発のすべてのパイプラインを示しています。

蓄電池プロジェクト開発パイプライン(2026年6月30日時点)(MWh※)

地域建設中バックログ中期開発段階初期開発段階合計
北米60060021,84023,040
欧州・中東・アフリカ(EMEA)地域2,6652,64026,96532,270
中南米931,32010,75312,166
アジア太平洋地域1,6203,28111,68016,581
合計6004,3787,84171,23884,057

※総プロジェクト・パイプラインは、当社が保有するプロジェクトのグロスMWhを示しており、第三者に一部売却済みのバックログ1,496MWhを含みます。

業績見通し

 当社の業績見通しは、市況、受注量、生産能力、投入資材価格、為替変動、プロジェクト売却の予定時期、世界の経済情勢などの要因を考慮した、経営陣の最新の見解および予測に基づいています。お客様の需要、プロジェクトの建設・売却スケジュール、製品の販売価格・コスト、サプライチェーンの制約や地政学的な紛争などに関する見通しは不確実な要素を含んでいます。経営陣の見解および予測は、予告なく変更される可能性があります。

 2026年第3四半期の総売上高は13億~15億ドルの見込みです。売上総利益率は13.5~15.5%と予想しています。売上高として計上されるモジュール総出荷量は3.5~3.8GWの見込みです。2026年第3四半期の蓄電池総出荷量は3.4~3.8GWhの見込みです。

 当社は2026年に、米国市場向けの出荷量について、太陽電池モジュール6.5~7.0GWおよび蓄電池ソリューション4.5~5.5GWhとする従来の見通しを維持しています。

最近の動向

カナディアン・ソーラー

 2026年8月18日、カナディアン・ソーラーは、Maxeon Solar Pte. Ltd.(「Maxeon」)が提起した米国における残りの特許訴訟について、解決に至ったことを発表しました。Maxeonが米国連邦地方裁判所に提起した特許侵害訴訟は、再提起を認めない形で棄却され、米国連邦巡回区控訴裁判所は、カナディアン・ソーラーに有利な特許審判部(PTAB)の判断に関連する部分を取り消しました。

 2026年7月30日、カナディアン・ソーラーは、米国で製造されたTOPConおよびHJT Low Carbon HPモジュールが、FM 4478およびFM 4480の認定部品規格に基づくFM Approvalsの認証を取得したことを発表しました。これらは、厳しい雹(ひょう)条件の地域向けに認定部品として登録された初のFM Approvals認証PVモジュールとなります。

 2026年7月14日、カナディアン・ソーラーは、S&P Global Energyの「Tier 1 Cleantech Companies」リストにおいて、蓄電池エネルギー貯蔵システムおよび太陽電池モジュールの両方でTier 1サプライヤーに選定されたことを発表しました。S&P Global Energyの選定基準には、市場での存在感および累計出荷量、年間市場シェア、事業規模、グローバルな製造拠点の多様性、主要な財務指標による財務パフォーマンス、サステナビリティ要素などが含まれています。

 2026年6月24日、カナディアン・ソーラーは、包頭のインゴット工場および宿遷の太陽電池セル製造工場が、Solar Stewardship Initiative(SSI)のサプライチェーン・トレーサビリティ認証でシルバーレベルを取得したことを発表しました。インゴットとセルの両方の生産においてシルバーレベルを取得した初のメーカーとなります。

 2026年6月22日、カナディアン・ソーラーは、最大670Wpの出力と24.8%の変換効率を実現する新しい高出力密度型TOPCon 3.0モジュールの発売を発表しました。ユーティリティ規模およびC&I用途向けで、2026年8月から世界各地への量産出荷を開始する予定です。

 2026年6月1日、カナディアン・ソーラーは、2025年コーポレート・サステナビリティ・レポートを発行したことを発表しました。サステナビリティに関する情報開示は、Sustainability Accounting Standards Board(SASB)およびGlobal Reporting Initiative(GRI)が定めるグローバル基準に沿ったもので、International Sustainability Standards Board(ISSB)が定めるInternational Financial Reporting Standards(IFRS)を参照しています。

製造部門:CS PowerTechおよびCSIソーラー

 2026年8月13日、カナディアン・ソーラーは、エネルギー貯蔵ソリューション事業を担うe-STORAGEが、最新のUL 9540A:2026規格に基づくKuBank 3.0 C&I向け蓄電システムの大規模火災試験(LSFT)を完了したことを発表しました。試験はTÜV RheinlandおよびEnergy Safety Response Group(ESRG)による独立検証を受け、同システムは世界市場向けの量産を開始しています。

 2026年7月24日、カナディアン・ソーラーは、米国最大のシリコン系PVメーカーである子会社CS PowerTech Inc.が、インディアナ州ジェファーソンビルにある主力PVセル製造工場のフェーズIを正式に開所したことを発表しました。同工場は、先進的なHJT両面発電N型太陽電池セルの生産を目的として米国で設計された初の工場です。テキサス州のモジュール工場と組み合わせることで、年間6GWp超のセル生産能力を見込む完全現地化されたサプライチェーンを構築します。

 2026年6月25日、カナディアン・ソーラーは、e-STORAGEがフロリダ州の電力会社と95MW/426MWh(DC)の蓄電池エネルギー貯蔵システム(BESS)を供給する契約を締結したことを発表しました。カナディアン・ソーラーの製造施設で完全生産される独自のSolBank 3.0バッテリーブロックを採用し、2027年下期の設置、2028年初頭の商業運転開始を予定しています。

 2026年6月24日、カナディアン・ソーラーは、e-STORAGEがApex Clean Energyに対し、ミシガン州ブランチ郡において75MW/381MWh(DC)のBESSを供給することを発表しました。Apex Clean Energyが運営するColdwater Solarに併設される予定です。この契約に基づき、e-STORAGEはSolBank 3.0バッテリーブロック、パワーコンバージョンシステム、独自のEQ-Sエネルギーマネジメントシステムを組み合わせた統合ソリューションを提供します。納入は2027年初頭に開始し、商業運転は2027年半ばを予定しています。

 2026年6月23日、カナディアン・ソーラーは、e-STORAGEがイタリア・カラブリア州リッツィコーニにある既存のコンバインドサイクルガス発電所に併設する8MW/40MWhのBESSをAxpoに供給することを発表しました。本契約は、e-STORAGEにとってイタリア初の蓄電池プロジェクトとなります。

リカレント社

 2026年8月13日、カナディアン・ソーラーは、子会社リカレント社が、カリフォルニア州リバーサイド郡に建設中の330MW Cobalt Solarプロジェクトについて、6.95億ドルのプロジェクトファイナンスおよび税額控除投資を完了したことを発表しました。約4.84億ドルの債務融資は三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)およびNord/LBが主導し、2.11億ドルの税額控除投資はWells Fargoから確保しました。Blattner EnergyをEPC事業者として現在建設中で、2027年末までの商業運転開始を予定しています。

 2026年8月12日、カナディアン・ソーラーは、リカレント社がオーストラリア・ビクトリア州ミルデューラ近郊に建設した150MWacのCarwarp Energy Parkについて、予定より早く商業運転を開始したことを発表しました。Microsoftとの長期電力購入契約(PPA)に基づく同発電所には、約24万3,000枚の高効率Canadian Solar製TOPConモジュールが採用されており、120MWのハイブリッドBESSを併設するための計画および系統接続に関する承認も取得しています。

 2026年7月6日、カナディアン・ソーラーは、リカレント社における経営体制の移行を発表しました。Dylan Marx氏が最高経営責任者(CEO)に就任し、Ismael Guerrero氏の後任となりました。Guerrero氏は2026年12月31日まで非常勤アドバイザーとして在任する予定です。

原文(英文)はこちらからご覧いただけます。

出典:Canadian Solar Inc.

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